メルマガをとってもらいたい。
資料請求をしてもらいたい。
動画を見てもらいたい。
端的に言うなら、ボタンのクリック率を上げたい。
そんな悩みはありませんか?
マイクロコピーでCVR改善
ボタン周りの小さな文章のことを「マイクロコピー」と呼びますが、クリックしたくなるようなボタンには必ずマイクロコピーに何かしらの工夫があります。
ソフトバンクが使うマイクロコピー
例えば、大手企業のソフトバンクの記念サイトを見てみましょう。
動画を再生するボタンに「CMをみる」というマイクロコピーが使われています。
こういったボタンで一般的なのは「こちら」とか「ここをクリック」といったコピーですよね。
確かに、「こちら」とか「ここをクリック」でも意味は分かりますし、そのままでもいいかもしれません。
ただ、クリック率をあげたいと思っているなら、そこで妥協してはもったいないです。
ここは「動画をみる」という選択肢もあったかと思います。
でも、あえて「CMをみる」としたのはなぜか?
お茶の間でくつろぐ中高年の中には、「動画」よりも「CM」の方が身近に感じる方々も少なくありません。
ソフトバンクはCMキャラ(白戸家)も独特で人気があるので「あのCMはなんだ?」「CMの続きが見たい」と思わず興味を持ったことのある方も多いでしょう。
だからこそ、お客さんが普段から使っていそうな「CM」という言葉を選んでいるわけです。
さらに、「CMはこちら」ではなく「CMをみる」にした点にも注目してください。
なぜ「CMをみる」の方が優れているかというと、「みる」という具体的かつ能動的なアクション指向の言葉を選ぶことによって、ユーザーの行動を引き出すことができるからです。
また、動画の上の「10年間ありがとう」というキャッチコピーも良いですね。
何に対して10年ありがとうと言っているのか、このどっちとも取れない曖昧な言葉で、CMに興味を持った方々の想像が膨らみます。
つまるところ、ここで言いたいのは、「動画」より「CM」がいい、という話ではありません。
お客さんの立場になって、どんな言葉がより身近だろうか?と想像を膨らませることです。
ボタンのクリック率を上げたいなら、是非そういった点にも注意してマイクロコピーを考えてみてください。