「今すぐ」コンバージョン率を上げたいなら、まずはお客様の接点となる文言、マイクロコピーを見直しましょう。
特に、行動喚起させるCTA(コール・トゥ・アクション)は、たった数文字が違うだけでも驚くほどコンバージョン率が変わります。
たった数文字変えるテストなら、お金や労力をかけずに、5分もあればできますよね。
実際に、ボタンのマイクロコピーを変えただけで33.1%も高いコンバージョン率を記録した事例をご紹介します。
たった数文字の変更で33.1%効果アップ
サイト売買のサービスを提供するアメリカの企業エンパイアフリッパーズ(Empire Flippers)の事例です。
あるとき、コンバージョン率を改善するために、次のようにCTAのマイクロコピーをA/Bテストしました。
Aは、「Join Us!(参加する!)」というオーソドックスな文言。
参照:https://empireflippers.com/
Bは、「MAKE MONEY FLIPPING WEBSITES(サイトを売って稼ぐ)」という、より具体的で、メリットを押し出した文言です。
参照:https://empireflippers.com/
Aは一般的ですが、あらゆるサイトで使われていることから、ある意味、馴染みのあるボタンと言えるかもしれません。
Bは具体的なメリットをアピールしている一方で、長いコピーとなってしまい、文字が小さくなっています。
どちらも一長一短にも思えますが、一体どちらが勝利したでしょう?
A/Bテストの結果は・・・
Bのマイクロコピー「MAKE MONEY FLIPPING WEBSITES(サイトを売って稼ぐ)」の勝利。
Aのコンバージョン率が2.88%だったのに比べ、Bは3.84%になりました。
つまり、CTAのマイクロコピーを変えただけで、コンバージョン率が33.1%も改善されたのです。
人気ツールGrammerlyの理想的なCTA
効果的なCTAの例をもう一つご紹介します。
デジタルライティングツールを提供するGrammarlyのボタンは、シンプルながら的確です。
「Chromeに追加する 無料」
ちなみに、このコピーはブラウザに合わせた表示となるよう設定されており、Safariで開くと「Safariに追加する 無料」となります。
ボタンに小さく「無料」と書かれていることで、クリックするハードルが下がりますね。
さらに、ボタンの下の部分を見てください。
- 星評価
- 「40,000件以上のChromeストアレビュー」
- 「3,000万人がライティングの向上のためにGrammarlyを使用しています」
など、信頼性を高める工夫がなされているところも素晴らしいです。
効果的なCTAを作る4つのポイント
効果的なCTAに共通する点としては、以下の4つのポイントがあげられます。
- クリックするメリットを伝える
- クリックしたら何ができるか具体的に伝える
- クリックのハードルを下げる(「無料」「保証」など)
- 信頼性を上げる(星評価、ユーザー数など)
CTAをテストする際は、ぜひこれらのポイントを意識してみてください。
サイト改善の参考になりましたら幸いです。