ABテストをやるべきか
ヒョウ柄のバナーを作って、東京と大阪でA/Bテストしたら・・・
どちらがクリック率が高かったと思いますか?
※画像はイメージです
答えは、なんと・・・
ヒョウ柄バナーのクリック率は、東京の方が高かったそうです。
僅差だったとのことですが、「大阪といえばヒョウ柄を着たオバちゃん」というぐらいの強烈なイメージがあるので、意外なテスト結果ですよね。
もう一つ、A/Bテストクイズです。
メールマガジンの無料購読フォームの事例なのですが、登録率が高かったのは、A、Bどちらだと思いますか?
Aは、「14,752人に加わって無料アップデート情報をゲット」と書いたもの。
Bは、シンプルなフォームです。
さて、どちらの方が登録者が多かったか?
今までマイクロコピーやマーケティングの勉強をしてきた方なら、Aの「14,752人に加わって無料アップデート情報をゲット」と書かれたフォームだと答えるのではないでしょうか?
しかし・・・
実際にA/Bテストをするまでは、全ては推測でしかありません。
テストの結果、勝利したのはBのシンプルなフォームでした。
なんと、購読者が122%も増加したのです。
新しく登録されたEメールの数は2倍以上に増え、一般的なベストプラクティスとは異なる結果となりました。
他社の成功事例はあなたのサイトに通用しない?
このテスト結果から学べることは、他のサイトで成功したマイクロコピーをそのまま自分のサイトで使ったからと言って、必ずしもコンバージョンが改善するわけではない、ということ。
サイトを訪れるユーザーの「不安に感じること」や「求めていること」は、サイトによって異なります。
また、同業種のサイトであっても、文脈や見せ方によって効果は変わります。
したがって、「そのサイトで一番刺さる訴求は、実際にA/Bテストをするまでは分からない」のです。
サイト改善をする際は以下のフローに沿って実施すると、速く確実に売上アップを目指すことができます。
②仮説を立てる
③自分のサイトで実際にA/Bテストする
④数字に基づいたテスト結果から検証、考察する
Googleオプティマイズをはじめ、今では無料のA/Bテストツールがあります。
たとえ面倒でも、ぜひ、実際にA/Bテストを実施して、推測ではなく数字に基づいたデータからサイト改善を進めていきたいですね。