マイクロコピーとは
「ボタンの文字や入力フォームのまわりに書かれている注意書き、エラーメッセージ、写真のキャプションなど」
これまで、コピーライティングの教材や、専門家が全く話さなかった、非常に細部の箇所のコピーのことです。
A/Bテストが普及したことから、コピーライティングは明確な数値を持って判断ができるようになり、
「ダイレクトレスポンスマーケティングをはじめとする旧式のセールスコピー」
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「小さな表現の違いで大きく収益を上げるマイクロコピー」
という対比で語られることも多くなりました。
日本では情報商材業者が販売している旧式コピーも未だに人気がありますが、実はそれ以外の部分が実は重要だったと言えるのです。
なぜならマイクロコピーはボタン、フォーム、フォーム周りなど、売上に直結した部分のコピーだからです。
YMC株式会社の事例
ひとつの事例をお話しましょう。
整体や整骨院などの治療院向けのWEBサービスを提供しているYMC株式会社では、資料請求ボタンにマイクロコピーを取り入れることにより、売り上げが2倍になりました。
WEBサイトの資料請求ボタンのテキストを
「資料を無料ダウンロード」
↓
「無料で資料をダウンロード」
と変更したのです。何が違うかわかるでしょうか?
そうです。
「無料」の単語が前に来ているのです。これだけで成約率が1.5倍になったのです。
あなたはフォーム入力中に辞めたことはありますか?
もしくは、通販サイトで買い物している時に、めんどうになって辞めたことはありますか?
それはデザインの問題ではなく、マイクロコピーの問題です。
ほんのちょっと文字を追加するだけで、サイトから離脱する人がぐっと減り、ネット通販なら売上が大きくアップすることでしょう。
ユーザーが気付かないほど、スムーズに入力できるフォームとは?
逆に入力しやすい丁寧なフォームに出会ったことはありますか?
住所が自動で入力されたり、入力する項目が分かりやすかったり、便利で簡単でユーザーの行動を邪魔しない入力フォーム。
そういうフォームは自然に入力を完了してしまうので、その便利さに気がつかないかもしれません。
つまり、大切なことは「気付かないほどスムーズに」ということなのです。
例えば、ユーザーが会員登録などで、メールアドレス等の必須項目を入力する際、以下の3つのうちどれがより確実に行動してもらえるでしょうか?
- 「※」を入力フォームの横に表示しているフォーム
- 「必須」をいうラベルをつけているフォーム
- 色分け、フチ取り、入力部分を大きくしているフォーム
正解は「2」です。
「3」も分かりやすくするための工夫ではされていますが、ユーザーにとっては、必須なのか、間違えた項目なのか、マイクロコピーが無いとわからないのです。
アイコンやデザインだけではわからないことが、たった二文字のマイクロコピーを追加するだけで分かるようになります。
するとユーザーはスムーズに入力し、結果として売り上げがアップするのです。
まとめ
私たちはマイクロコピーを、コピーライティングの最新形態としてずっと研究し、通販業界、不動産業界、治療院、出版、情報業界など74業種1940社でテストをしてきました。
私たちはマイクロコピーにおいては、日本でマイクロコピーの情報があります。
この記事を読んでくれた皆さんには、ぜひマイクロコピーで売り上げを上げて欲しいと思っています。