顧客目線で「人称」を考える
突然ですが、クイズです。
CVボタンのマイクロコピーの人称を「わたし」と「あなた」でテストした結果、どちらがCVRが高くなると思いますか?
実際にランディングページの作成ツールを提供するUnbounce.comがこのようなテストを実施しました。
A:Start my free 30 day trial(わたしの無料30日間トライアルを始める)
B:Start your free 30 day trial(あなたの無料30日間トライアルを始める)
さて、どちらの方が登録率が高かったでしょうか・・・?
正解は、A「わたしの無料30日間トライアルを始める」の勝利。
顧客の目線に立った「わたしの」を使ったマイクロコピーに軍配が上がりました。
コンバージョン率30%→90%の向上です。
日本語のボタンコピーでMY(私の)、もしくはYOUR(あなたの)を使用する機会はかなり限られますが、「顧客の目線に立った言葉遣い」が成約率を引き上げる、という点で参考になります。
”My”と”Your”のマイクロコピーA/Bテストは、ContentVerve.comでも検証されています。
引用:https://unbounce.com/a-b-testing/failed-ab-test-results/
こちらのテストでも結果は同じでした。
顧客の目線に立った”My”のコピーが勝利し、一方で、”Your”を使ったコピーは24.91%もの成約率ダウンとなっています。
人称が違うだけでCVRに大きな差が出るなんて面白いですよね。
まとめ
あなたのウェブサイトでも、「訪問者に話しかける言葉」を使うのか、「1人称の言葉」を使うのかをポイントにぜひ検証してみてください。
追記:
今回のA/Bテストのポイントとしては、一人称か、話しかける言葉、かというところを見て頂きたかったため「意訳」ではなく、原文の文法的構造をそのままに1語1語を「直訳」する形にて翻訳をさせて頂きました。
そのため、違和感や稚拙さを感じる表現となっていますことをご了承いただけますと幸いです。