「禁止」と言われたことほどやりたくなってしまう、そんな経験はありませんか?
それはカリギュラ効果という心理現象が関係しています。
カリギュラ効果とは
何かを禁止された時、むしろその物事が気になって逆の行動をとってしまう現象のこと。
人は行動や物事に制限をかけられると、自由を奪われストレスを感じてしまいます。
そのストレスへの反発から、禁止されたことを破りたくなるのです。
有名な話でいうと、禁断の果実を食べてしまったアダムとイブや、玉手箱を開けてしまった浦島太郎などは全てこの心理現象が関係しています。
今回のブログでは、売上アップに繋がるカリギュラ効果を活用した事例をご紹介します。
「カリギュラ効果」を活用したマイクロコピー事例
禁止する
人気ゲーム、モンストの3周年記念キャンペーンのPRでは、「禁止」を使って多くの人の注目を集めました。
この「モンスト絶対やるなよ」という強いフレーズは、逆にモンストがしたくてたまらない状態にユーザーを誘導しているのです。
さらに、SNSボタンの下にも「シェアも絶対するなよ」と禁止を繰り返し行うことで、その効果をより高いものにしています。
引用:https://www.monster-strike.com/promotion/3rd_anniversary/
また、「本気の人以外は絶対に買わないでください」という規制は、それほど効果が出るのかもしれないとユーザーに思わせ、手に入れたいという欲望を引き出します。
引用:https://yoshida-design.jp/tds/lp1/
気をつけなくてはならないのが、禁止を使う場合はハードルを高くしすぎないこと。
人々のやる気を削いでしまわないように乗り越えられそうなものしておくことが重要です。
限定する
普段気にも留めていなかったのに、「限定」と書かれているとほしくなってしまった。
誰しも一度はこういった経験をしたことがあると思います。
この「限定」という言葉には、今を逃すともう買えないという暗黙の禁止が含まれているからなのです。
例えば、ZOZOTOWNで見つけた「期間限定タイムセール」の文言は、いつでもお買い得に買えるわけではないという特別な心理効果を生み、ユーザーに行動を促しています。
引用:https://zozo.jp/search/?p_tpcsid=1677927
他には会員限定のメリットをつけたり、購入者限定なども有効です。
引用:ようじや
まとめ
あなたも同じような言い回しを1度は目にしたことがあるではないでしょうか。
ついつい気になって買ってしまったあの商品、実はカリギュラ効果が関係していたかもしれませんね。
また、SNSからユーザーをLPなどに遷移させたい時、リンクに添えるマイクロコピーにカリギュラ効果を使うと関心を高めることができます。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
売上向上の参考になりましたら幸いです。
参考:https://gmotech.jp/semlabo/seo/blog/marketing-psychology/
参考:https://pdmagazine.jp/background/caligula/