権威性のトリガーとは
権威性のトリガーとは、医者、教授、警官など、社会的地位の高い人物に従う心理傾向を利用したマーケティング手法です。マイクロコピーにおいては、ボタンの周りに権威ある人物からの推薦の声を使ったり、企業のロゴを掲載することで、顧客に安心感や信頼感を与えます。
例えば、ECサイトで商品を購入する際、「〇〇賞受賞」や「東大で研究した」など記載してあると、つい購入したくなってしまうのは、権威性のトリガーを使ったマーケティング手法を用いているからです。
権威性のトリガーを使ったマーケティング事例
①「〇〇賞受賞」のロゴを使う
化粧品会社のホームページの事例です。おすすめ商品が、ベストコスメ受賞アイテムとして大きく取り上げられています。大きな賞でなくても、受賞歴があると、顧客の信頼を得ることができ、売上アップにもつながります。
https://www.orbis.co.jp/special/bestcosme/index/?adid=top_product
②紹介されたメディアや利用している企業のロゴを掲載する
クラウドソーシングサービスのランサーズの事例です。サービスを利用している企業のロゴを載せることで、サービスへの信頼性が高まります。具体的な企業の名前を使うことで、利用者に安心感も与えます。
③タレントでブランド化
化粧品のメーカーでは、よく俳優などをCMに起用したり、イメージモデルとして起用しています。綺麗な人を起用することで、商品の印象をよく見せたり、知名度を引き上げることができます。権威性の法則に当てはまるのは、医者や賞だけではありません。
④権威となる人物や企業に口コミを書いてもらう
口コミは、顧客が商品やサービスを利用するか決める貴重な判断材料です。Trelloのアカウント登録ページには、権威ある企業のロゴとコメントが一緒に掲載されています。有名企業が導入しているなら信頼できると顧客に思ってもらうことができます。
権威性のトリガーを使うことで、顧客の信頼性や安心感を高めることができ、売上アップにつながります。
まとめ
医者、教授、警官など、社会的地位の高い人物や「権威」に従う傾向にある人間の心理傾向を使って、マーケティングに活用すると効果的です。
権威のあるロゴの使用や権威ある人物に口コミを書いてもらうことで、商品に対しての信頼感を高めることができます。
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