コンバージョンボタンとは
コンバージョンボタンとは、Webサイトに訪問して来たユーザーを、顧客に転換(=コンバージョン)させるための ボタンのことです。CTA(コール・トゥ・アクション)とも呼ばれ、ユーザーが「購入する」「資料請求する」など、コンバージョンボタンを クリックすることで、初めてコンバージョンしたことになります。
コンバージョンボタンの検証
Mozilla Firefoxの調査によると、ダウンロード数が最も多かったバナーの色は「緑色」と公表しています。(引用元:https://blog.mozilla.org/metrics/2/19/firefox-is-green/)
しかし、ユーザー層の違いや流入元が違うWebサイトで「緑色」の結果が得られるとは限りません。
どのコンバージョンボタンが一番効果的なのか検証する方法にA/Bテストがあります。複数のバリエーションのコンバージョンボタンを用意し、流入してくるユーザーを振り分け、もっともよい結果になるコンバージョンボタンを検証するテストです。
テストを行う際は、バリエーションはひとつの要素以外すべて同じにします。例えば、ボタンの色のみを変更する、コンバージョンボタンの文言のみを変更するなどです。
コンバージョンボタンのデザインのポイント
コンバージョンを改善するためのボタンに正解はありませんが、一例としては、以下のような改善策があります。
①色
コンバージョンボタンは、周囲の色と対比をさせることでより認識してもらいやすくなります。当たり前のことですが、ユーザーに「このボタンは押せる」と認識してもらうことが重要です。
②コピー文
コンバージョンボタンの文言は分かりやすく、ハードルが低い文言を使用しましょう。例として以下のような文言があります。
・ボタンに表示するマイクロコピーにユーザーのメリットを記載する
例:今だけ無料!申し込む
・ボタンに表示するマイクロコピーを心理障壁の少ないワードにする
例:申し込む→体験してみる
・ボタンにその次のアクションが簡単に終了することを記載する
例:1分で登録完了!資料請求をする
③配置場所
コンバージョンボタンをどの位置に配置するかによって、CTR(クリック率)に大きく影響します。最も高いCTRが得られる場所は、ユーザーが興味を示してよく読んでいるエリアです。ヒートマップなどを使い、分析し、適した位置にコンバージョンボタンを置くことで、CTR向上に繋がります。
コンバージョンボタンを使った成功事例
動画配信サービスのNetflixでは、黒を基調とした背景に、赤のコンバージョンボタンとのコントラストが特徴的です。また「今すぐ始める」という文言を使い、ユーザーに行動を促すコピーが使用されています。
まとめ
コンバージョンボタンとは、Webサイトに訪問して来たユーザーを、顧客に転換(=コンバージョン)させるための ボタンのことです。コンバージョンボタンを改善するためにはボタンに表示するマイクロコピー、色、形、 デザインを変更してA/Bテストを繰り返し最適化していく事が必要です。
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