今回の記事は勝手にマイクロコピー診断シリーズです。
今回取り上げたのは、SNSで大人気の家具ブランドLOWYAです。
LOWYAは2020年にECシステムを自社開発でフルリニューアルし、AIやデジタルを活用したさまざまサービスを取り入れ、年間200億円近くを売り上げるなど実績を伸ばしています。
常に進化し続けるLOWYAのサイトは、ユーザービリティに優れたマイクロコピーをたくさん発見できました。
会員登録のメリット
LOWYAのサイトでまず見つけたのが「会員登録で10%OFF」のコピー。
メニューバーの上に固定されており、初めて訪れたユーザーでも割引オファーを見落とすことはありません。
また、会員登録をすることで得られるさまざまなメリットをアイコンを使った分かりやすいデザインで伝えています。
さらにCTAボタンのコピーは能動的な言葉になっており、ユーザーの行動を引き出しています。
カゴ落ち対策のステップチャート
ユーザーがカゴ落ちしてしまう大きな理由のひとつが、購入に必要な入力に時間がかかりすぎることです。
ステップチャートをつけゴールが見えるようにすることで、離脱を防ぐことができます。
たったの3つとステップが少ないのもうれしいですね。
行き止まりを作らない
カートに入れた商品を削除したときや、検討中の商品をカートに入れた確認する時など、空のカートは意外によく目にされています。
空のカートが行き止まりになっているのはとてももったいないです。
LOWYAでは「買い物を続ける」のボタンでトップページに遷移する設計になっており、ユーザーの滞在時間を伸ばす工夫がされています。
他にも、セール商品やおすすめ商品、ユーザーがチェックした商品を見せることもおすすめです。
行き止まりをなくし、サイト回遊を促すことでお気に入りの商品を見つける手助けをしましょう。
送料やお届け日は早い段階で伝える
ネットシッピングをしていて商品を選ぶ際、送料やお届け日はとても重要な項目ですよね。
購入を決めた後に予定日までに届かないとの記載を見つけたり、思わぬ送料が発生したなど誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
こういったことがあると、購入へのモチベーションが一気に冷めてしまい、離脱につながります。
送料やお届け日などの重要な項目は、できるだけ早い段階で見落とさないようコンバージョンボタンの近くに置いておきましょう。
LOWYAではこの他にも、大きなメリットである1年保証を表示し、ユーザーを購入へと促しています。
評価・お気に入り表示
購入を検討しているとき、お気に入り登録数やレビューの多さが後押しになることってありませんか?
LOWYAでは詳細ページをクリックしなくても、商品リストページから星評価が分かるようになっています。
また、商品の人気度が数字で表示されており、説得力がありますね。
他にはSNSのシェアボタンの設置などもユーザーの背中を押すのに有効な手段です。
まとめ
いかがでしたか。
新しい技術を取り入れて進化し続けているLOWYAのサイトは、とにかく分かりやすいの一言。
また、コピーだけでなく、すっきりしつつも知りたい情報がちゃんと分かる見やすいデザインでした。
UX改善の参考にしたい箇所がたくさんありましたね。
サイト改善に役立てていただければ幸いです。