今すぐ売上を上げたい!
という時、CTAボタンのコピーを改善するのはとても有効な手段です。
なぜなら、ボタンはユーザーが行動を起こす部分、つまりコンバージョンに直結する部分だからです。
ボタンを押す瞬間、ユーザーが感じている不安を取り除いたり、気軽にクリックができるようにメリットを伝えたりボタンやボタン周りのコピーには改善ポイントがたくさんあります。
マイクロコピー改善事例
Vodafoneの事例
オランダで通信サービスを提供するVodafoneは、インターネットやテレビのパッケージ注文を増やすためにカートページを改善することにしました。
カートページに移行したユーザーは、そこでパッケージを選択し、購入へと進むためにCTAボタンをクリックする必要がありました。
そこで、検証チームはCTAボタンのコピーをテストすることにしたのです。
オリジナルのボタンコピーは「今すぐ注文」という文言の組み合わせは、ユーザーに切迫感を与え、行動障壁が大きいのではないかと考えました。
オリジナル:「今すぐ注文」
そこで、より摩擦の少ない「次のステップへ」と「次へ」の組み合わせたパターンA
オリジナルとパターンAの「今すぐ注文」と「次へ」を組み合わせたパターンBを作り検証しました。
パターンA:「次のステップへ」「次へ」
パターンB:「今すぐ注文」「次へ」
結果は・・・Bの勝利!
なんとコンバージョンが196%もアップしたのです。
検証チームが考えていたとおり、「今すぐ注文」の文言はユーザーに摩擦が大きく、切迫感を与えていたため、購入を迷っているユーザーにはクリックしがたいものでした。
一方、「次のステップへ」や「次へ」の文言はとても簡単でシンプルでした。
そのため、ユーザーはクリックすることに抵抗を感じることや迷うことなく購入まで進んだのです。
この事例から学べることは、CTAのコピーには何が最適なのかユーザー目線で考えることです。
ボタンをクリックする瞬間、ユーザーの抱える不安は何か、どんなことを考えているでしょうか。
そこに売上アップのヒントが隠れています。
そしてその答えはA/Bテストが知っています。
売上を上げたいなら、今すぐマイクロコピーの改善とテストをやってみてください。