もしあなたが手っ取り早く売上を上げるための方法を探しているなら、カゴ落ち対策に注目するのもおすすめです。
Baymard Instituteの調査によると、平均約70%の人がカートに商品を入れたまま購入をやめてしまうそうです。
そこで今回のブログでは、カゴ落ち対策に使えるマイクロコピーをご紹介します。
カゴ落ちする理由って?
事例をご紹介する前に、まずはカゴ落ちの理由から見ていきましょう。
Baymard Instituteの調査によると
引用:https://www.xdata.jp/blogs/ec-2/cartdrop2022_20220222.html
- 追加料金がかかる
- アカウント登録を要求された
- 配達が遅すぎた
- 購入までのプロセスが長すぎる、または複雑すぎる
カゴ落ち対策のマイクロコピー
対策1:早い段階から合計金額を伝えておく
あとは購入ボタンを押すだけという段階になってから、送料がかかることに気づいてがっかりした。
こういったがっかり体験は購入モチベーションが下がるだけでなく、もうあなたのサイトに訪問してくれなくなるかもしれません。
LOWYAでは、ユーザーにがっかりさせないために、カートに入れる前から合計金額を伝えています。
対策2:会員登録なしでも購入ができるようにする
会員登録と聞くと入力項目が多く時間がかかるものといったイメージがあり、面倒に感じている方がほとんどです。
ましてや、初めての利用やプレゼント品の購入など、再度利用するか分からないショップである場合、会員登録は高いハードルになってしまうのです。
ZOZOタウンでは、メールアドレスだけで商品の購入ができるようにすることで、モチベーションを下げることなく購入までユーザーを導いています。
このほかにも、会員登録の入力項目を出来る限り少なくすることでも、会員登録への心理的ハードルを下げることができます。
対策3:「カートに入れる」ボタンを常に表示させておく
カゴ落ち対策としてCTAボタンに着目し、注文数を4.1%改善させた事例があります。
とあるオランダの企業が行ったA/Bテスト。
商品の詳細ページでサイズを選択するボタンと「カートに入れる」ボタンを商品画像の下に常に表示させました。
これにより、商品選択のフローがわかりやすく、タスク完了までのステップが短くなりました。
商品画像を見てモチベーションの上がっているユーザーは、余計なことを考えずにサイズを選択し、カートに追加、そして購入に至ったのです。
まとめ
カゴ落ちをなくすためには、
✅会員登録なしで購入できるようにする
✅「カートに入れる」ボタンを常に表示させる
この3つの対策に共通していることは、先回りしてユーザーの不満を解消している点です。
不満の種がどこに落ちているのか、ユーザー目線で考えてみましょう。
そして、テストをしてみてください。
サイト改善のヒントになれば幸いです。
参考:https://dlpo.jp/blog/ec-site-optimization-for–cart-abandonment.php
参考:https://botanyaro.com/blog/gtt-always-on-cart-button-php/