売上アップの施策の中でも、最も簡単、確実な方法の一つが、マイクロコピーのA/Bテストです。
参考になるA/Bテストの面白い事例
とある司法書士法人の過払い金調査のウェブサイトでは、無料診断フォームを設置してコンバージョンを獲る、次のような流れをとっていました。
診断ボタンを押す
↓
ポップアップで電話番号入力
↓
診断
サイトの効果改善のため、CVボタン、CVボタン周りのマイクロコピー、ポップアップを変更してA/Bテストをすることにしたのです。
さて、次のうち、どちらのパターンがよりコンバージョン率が高かったと思いますか?
Bパターンの方は、CVボタンもポップアップも、一貫して「簡単10秒」をアピール。
Aパターンのポップアップは、「過払い金は10年で時効」と書くことで行動を促しています。
Bには無い訴求ですね。
他にもたくさんの細かい変更がなされていますが・・・
さて、どちらが勝利したのでしょう?
結果はこちら
↓↓↓
正解は、Bの勝利。
なんと、CVRが1.57倍になりました。
改めてA、Bそれぞれのポイントを見ていきましょう。
▼【オリジナルのA】
- CVボタン上のマイクロコピーで「完全無料」
- CVボタン「無料診断はこちら」
- ポップアップで「過払い金は10年で時効」と書いて行動を促す
▼【勝利したB】
- CVボタン上のマイクロコピーで「簡単10秒」
→「簡単入力」より、「10秒」と具体的な数字を入れた方が説得力があり、手軽さがイメージしやすい。 - CVボタン「無料診断スタート」
→ありふれた「無料診断はこちら」より、「スタート」の方がアクティブでスピーディな印象を与える。 - ポップアップ「簡単10秒」
→CVボタンから一貫して、10秒で簡単に入力できることをアピール。 - ポップアップで診断のフロー(「1. 情報入力」「2. 診断結果お送りします」)を表示。
→「簡単10秒」の証拠を裏付けている。電話番号の入力後に起こることが具体的にイメージしやすい。
いかがでしょうか?
複数箇所を変えたテスト事例ですが、包括すると、ユーザーの「面倒くさい」「ややこしそう」という心理にしっかり寄り添い、より強く背中を押すことができたのがBだったと言えます。
A/Bテストをする際は、まず「初めてサイトを訪れたユーザーの心理状態」を想像しましょう。
そこから、いかにネガティブな要素を減らせるか?ユーザーをサポートする仕組みを作れるか?が、勝敗の分かれ目です。
ぜひ、ご自身のサイトでA/Bテストをする際にお役立ていただけますと幸いです。