コンバージョン率(CVR)アップの裏にある”たった一言”の威力とは?

事例

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


生成AIが普及し、言葉を自動で作れる時代になりました。

しかし、多くの企業が「ユーザーへ伝わるような言葉を書いているはずなのに、反応がない」と悩んでいます。

AIが生成する”言葉の量”ではなく、“言葉の設計力”こそが成果を左右するのです。

本記事では、コンバージョン率(CVR)をアップさせた「たった一言」の活用例を紹介します。

今すぐ見直すべき”伝え方”について、事例を上げながら、わかりやすく解説していきます。

見落とされがちな”心理的ハードル”

ユーザーはいつ迷うのか?

問い合わせボタンの前、申し込みフォームの途中、カートの確認画面。

ユーザーは常に「これで本当に大丈夫?」という不安を抱えています。

例えば
「このボタンを押すと、どこへ進むのか?」
「入力した情報は安全なのか?」
「あとで後悔しないか?」

これらの小さな不安が、ユーザーの”行動停止”につながるのです。

この現象は「コンバージョンファネルの摩擦点」と呼ばれます。

 
【コンバージョンファネルの摩擦点とは】
 
ユーザーが最終的な目標(購入や問い合わせなど)に向かう過程で発生する障害のことです。
 
例えば、フォームが長すぎる、情報が不足している、ボタンがわかりにくい、など、
ユーザーが前に進むのを妨げる要素です。
 
こうした「摩擦」を減らすことで、CVRを大幅に向上させることができます。
 

多くのUX研究ではユーザー離脱の主な要因として指摘されています。

UX研究とは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)研究」の略で、人々が製品やサービスを利用する際の体験を調査・分析し、より良い体験を設計するための研究分野です。

実際にCVRが改善した”言葉の工夫”3選

【ケース1】 メールのボタンに入れた一言

アメリカのある企業では、農家に特化した様々な製品を流通網を通じて販売しています。

農家のニーズは、作物や気候によって異なるので、その時期に最も最適な製品情報を届けられるメールでの戦略が効果的です。

CVRをアップするために行ったことは、各メールは売りたい製品に集中してもらうことを目的にシンプルにし、

CTA(ボタン)には「ダウンロード」、営業担当者への連絡の「リクエスト」とわかりやすく表記しました。

 

出典:prism global

 

その結果、開封されたメールの総数が21%増加し、クリックされたメールの総数が28%増加しました。

【ケース2】 「初回無料相談」という安心表記

あるBtoBの製造業はホームページが「会社案内」止まりで、取引先の企業からの問い合わせが思うように増えていないのが悩みでした。

「初回相談無料」というCTAをトップページに配置し、問い合わせのハードルを下げ、過去の製造実績や取引先企業とのコラボレーション事例を詳しく紹介。

また、ターゲット業界に特化したブログを定期更新することで、問い合わせ件数が5倍に増加し、新たな取引先が10社以上増えました。

【ケース3】 “損を避けたい心理”への一言

アメリカのトレイルカメラを販売する企業では、サイトの一番上に

「99ドル以上のご注文は送料無料 | 90日間返品可能 | 2年間保証」

と表記しました。

 

出典:trailcampro.com

このコピーは小さいながらも、「損したくない」「リスクを避けたい」という心理に響き、購入率は約20%増加しています。

ユーザーの心理とは

オンラインショッピングでは、ユーザーは、主に次の 2 つの意見を持つことがほとんどです。

・送料は支払う必要がありますか?

・気に入らなかったら返品できますか?

Amazon Primeの1~2日配送のようなサブスクリプションモデルのおかげで、オンラインショッピングをする人のほとんどは、無料で迅速な配送と返品を期待するようになっているためです。

ユーザー目線で、ユーザーの考えていることを深く理解しましょう。

サイトを閲覧する際に、ユーザーの頭の中では、どのような疑問や不安が生じているでしょうか?

こうした改善は「マイクロコピー」というテクニックによるものです。

少ない言葉で大きな効果を生む文章設計のテクニックといわれています。

わずか数秒で読める短い文でも、適切な場所に配置すれば、ユーザーにとっては親切に分かりやすくなり、

驚くほどの成果を上げられるのです。

 

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伝え方を見直すことの重要性

外注や社内任せでは見落とされやすい改善ポイント

多くの企業では「サイト制作は社員や制作会社に任せている」という状況ではないでしょうか?

作る側からすれば、分かりやすく作っているつもりでも、

ユーザーに次に取ってほしい行動を分かりやすく促すような、細かな表現設計が見落とされていることも多くあります。

しかし、ユーザーが”次の行動”を起こすかどうかは、細かな表現の工夫にかかっているのです。

ボタンや入力欄の一言、エラーメッセージの内容など。

こうした箇所こそ、マイクロコピーのテクニックが効果を発揮します。

広告費をかけても、LP(ランディングページ)での離脱が多ければ投資は回収できません

成果につながる”言葉の設計”は、サイト改善において最も費用対効果の高いアプローチの一つといえるでしょう。

【まとめ】 一言を変えれば、結果も変わる

CVRが低い原因は、シンプルに「伝わっていない」ことかもしれません。

今回ご紹介したように、”一言”がユーザーに与える影響は、とても親切で大きなものと言えるでしょう。

特に中小企業では、サイトの大規模リニューアルよりも、サイトの小さな言葉の見直しが即効性のある売り上げアップにつながります。

マイクロコピーを活用した企業は、平均で30%以上の反応率アップを実現しています。

このような効果的な言葉の使い方を学べるのが、「マイクロコピー完全無料メール講座」です。

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次に成果を出すのは、あなたの”一言”かもしれません

参考:NN/g

参考:inflow

参考:spacewayx

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