商品の訴求に特化したLPは売上にも大きく関わる重要な部分であるため、改善に力を入れたいと考える経営者は多いのではないでしょうか。
そこで、今回はマイクロコピーによってLPのコンバージョンが改善した事例をご紹介します。
3つの改善ポイント
事例1:魅力的な小見出し
オンラインのサードパーティ紹介ビジネスをしている企業VenueSphereは、リードを獲得するために小見出しを改善することにしました。
「お電話でのお問い合わせはこちらから 専任の会場コーディネーターをご紹介します」
という文言から
「今すぐやめて!面倒な仕事は私たちが無料で行います」
という文言に変えてテストしたのです。
結果は改善後のLPでリード獲得が69%増加しました。
なぜ小見出しを変えただけでこんなにも差がついたのでしょうか。
ポイントは3つあります。
CTAを意識したコピー
「今すぐやめて!」という一見強すぎるようにも見えるコピーは注目を集め、ユーザーに行動を促しました。
独自のセールスポイントをアピールする
VenueSphereが提供するサービスには会場の手配が含まれています。
最適な会場を探すというユーザーにとって大変な作業を「面倒な仕事は私たちがする」というフレーズで表現することで、VenueSphereのセールスポイントをアピールしているのです。
過剰な情報提供はしない
「無料」という言葉はとても分かりやすく簡潔に、サービスが魅力的であることを伝えています。
小見出しは簡潔・鮮明に、焦点を絞ったものにしなければなりません。
他にも、コピーを長くしてみるのも一つの手です。
サイトのデザインによっては見出しの2〜3倍ほどの小見出しにすることもできます。
これらのポイントを盛り込んで小見出しを改善し、あなたのサイトでもテストしてみましょう
事例2:CTAボタン
オーストラリア全土の建設現場で働く労働者のための導入トレーニングを提供をしているホワイトカードコースでの事例です。
彼らはサービスに登録する訪問者数を増やすためにCTAボタンの文言と背景色を改善することにしました。
ホワイトカードコースのサービスはトレーニングを提供し、ホワイトカードを渡すことです。
CTAボタンの「クリックして購入する」という文言は、トレーニングを受けてカードを手に入れたいというユーザー願望とはイコールしない訴求でした。
また、ボタンや背景カラーも見出しに馴染みすぎており、それがボタンだと気づきづらいものでした。
そこで、ボタンの文言・背景色と小見出しの背景色を変え、さらに画像の下に信頼性を証明するバッジを追加しテストしました。
結果は改善したLPの方が、ホームページから支払いページへのアクセス数が32%増加し、支払いページのクリック数が20.9%増加したのです。
CTA(コールトゥアクション)とは行動を促すこと。
ユーザーの次のアクションを明確にする文言でなければクリックはされません。
また、それがボタンだと分かりやすいように周囲とのコントラストをつけることが重要です。
事例3:社会的証明
イギリス最大の大学院生のジョブサイトWikijobの事例
利用者を増やすために、顧客からの3行の推薦状をLPに掲載し、テストしました。
結果はオリジナルに比べ、売上が34%増加したのです。
推薦状やレビュー、ソーシャルエンゲジーメントといった社会証明はコンバージョンの向上に役立ちます。
他にも、FacebookやTwitterのいいねやシェアの数を追加することも効果的です。
まとめ
今回ご紹介した事例からわかったポイントは3つです。
- 小見出し:CTAを意識して簡潔にセールスポイントを伝える
- CTAボタン:コントラストをつけてユーザーに沿った訴求にする
- 社会証明:SNSの活用やレビュー、推薦状を掲載する
LPの改善は売上にも大きく関わる重要な部分です。
しかし、改善するにもコストはかけられないし、今すぐにコンバージョンに繋げたい・・・
と、お悩みの経営者こそ、ぜひマイコロコピーの改善を試してみてください。
きっとお役に立てるはずです。
参考:https://vwo.com/blog/build-high-converting-landing-pages/