【数字を使ったマイクロコピー6選】成功事例から見る具体化の方法

事例

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


ボタン周りの”最強の一言(以下マイクロコピー)”は数字との相性も抜群。ユーザーがどのように感じるかを予想し、適切な数字と単位で表現することでユーザーの心を掴みやすくなります。

数字を使うことでユーザーはイメージしやすくなり、ボタンをクリックしたい気持ちが高まります。

例えば「短期間でたくさん売り上げた」よりも「28日で98万2971円売り上げた」と言った方が、信頼できると感じませんか?このように数字は人に与える印象を大きく変えるのです。

この記事では、数字をテーマにしたマイクロコピーの重要性とその効果的な使い方について解説しています。

数字を用いることで、明確さ、緊急性、信頼性、お得感、シンプルさといった要素を強調し、ユーザーの行動を促進することが可能です。

適切にマイクロコピーに組み込むことで、エンゲージメントを高め、売上の向上に貢献できるでしょう。

今回はそのような成功事例をいくつも織り交ぜながら紹介していきますね。

数字で伝えるマイクロコピー成功事例:ユーザーの行動を促進する秘訣

マイクロコピーとは、ウェブサイトやアプリ上でユーザーに案内や情報を提供する短いテキストのことです。

この短いコピーの中に数字を用いることで、ユーザーの関心を引き、行動を促すことができます。

ここでは、数字を用いたマイクロコピーの効果的な使用方法について解説します。

明確な数字で安心感を提供

例えば、Amazonプライムの「30日間の無料体験」やU-NEXTの「登録は3ステップで簡単」といったフレーズは、ユーザーに具体的な期間や手順を伝えることで、不安を和らげます。

これにより、ユーザーはサービスへの登録や利用をためらわずに進められます。

楽天マガジンでは31日間0円というマイクロコピーで読者をひきつけていますね。

1か月と書くよりも31日と大きな数字で表した方がより長く感じるのです。

参照:https://magazine.rakuten.co.jp/

しかし、惜しいのが「自動的に課金が開始されます」というボタン下のマイクロコピーでしょう。

これではクレジットカード情報を登録する必要があることがわかり、ユーザーが離脱する可能性が高まります。

基本的に入力手順が多いほど敬遠されがちなので、できればクレジットカード情報の入力は避けたいですね。

顧客に徹底的に寄り添った入力フォームを提供しましょう。

緊急性の表現で行動喚起

Udemyが採用している赤文字の「この価格で購入できるのは、あと10時間!」のように、時間の制約を設けることで、ユーザーに緊急性を感じさせ、購入や登録を促すことができます。

限定感や緊急性はユーザーの行動を加速させる重要な要素です。

参照:https://www.udemy.com/course/microcopy-writing/

人間には得をするよりも損をしたくないという損失回避の心理が働きます。それをうまく利用し、締め切り間近であることを示していますね。

さらに、30日間返金保証というマイクロコピーによって「この講座に合わなかったらどうしよう」や「自分の求めていたものと違うな」と感じるユーザーの離脱を防いでいます。

ただし、虚偽の値引き期間やタイムカウンターを設定することは、不当表示として景品表示法違反となります。

ユーザーの離脱を防ぎ、早期購入をうながすためにこの手法を悪用することは避けましょう。

数字に対する印象の変化

ここで、マイクロコピーのちょっとしたテクニックを解説しましょう。

オックスフォード大学の研究により、人間は置かれている状況によって数字と単位に対するイメージが変わることがわかっています。

具体的な数字を用いることで、製品やサービスの信頼性を高めることができます。

例えば、利用者数や満足度の高い評価を数字で示すことで、新規ユーザーに対して信頼感を与え、サービスの利用を促すことが可能です。

下記の例では、冊子が26「ページ」あると言うよりも、25「分」で読めると言った方がダウンロード率が19%もアップしました。

具体的にイメージしやすい単位の採用によって、ダウンロード率に変化が表れたのでしょう。

参照:https://www.abtestcases.com/testcases/change-the-first-benefit-focusing-on-time-to-read/

お得感の演出

割引や特典を数字で表現することで、ユーザーに具体的なお得感を提供できます。

割引額や無料期間の長さを数字で示すことで、ユーザーはより魅力を感じ、購入や登録などの行動に踏み切りやすくなります。

節約額の表現

「1日100円お得」vs「1ヶ月で3000円お得」という例では、後者の表現がより大きな節約をしているように感じられるのです。

数字の表現方法がユーザーの印象に影響を与えることがわかります。

価格表現の影響

99.99ドルと100.00ドルの商品を比較した研究では、わずかな差にもかかわらず、低い価格表現がより安く感じられることが示されました。

ゼロがひとつ増えるだけでこんなにも印象が変わるのです。

これは「数値適応効果」と言われています。

ユーザーは数字に影響する単位を深く考えないために、数字が与える印象の方が先行してしまうのです。よって、わずかな差でも大きい差であると思い込んでしまいます。

シンプルさの強調

LitLinkの「1分で無料登録」というようなフレーズは、1分という短時間と無料というマイクロコピーにおけるパワーワードを使用。

サービスへの参加が簡単で時間がかからないことを強調し、ユーザーの参加障壁を下げます。

参照:https://lit.link/

ひとつ挙げるとすれば、この文言はトップページの中盤に位置することです。

ページがスクロールされるごとにユーザーの離脱が増えてしまうため、より序盤に置けば登録数もアップする見込みがあるでしょう。

まとめ

マイクロコピーに数字を用いることは、ユーザーに具体的かつ魅力的な情報を提供し、行動を促す効果的な手段です。

これらのテクニックを活用することで、ウェブサイトやアプリのユーザーエンゲージメントを高め、売上げの向上につながるでしょう。

数字はユーザーの心理に直接訴えかける強力なツールです。

マイクロコピーの中に適切に組み込むことで、その効果を最大限に発揮できます。

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