「お探しのページはございません」という表示を一度は見たことがあるかと思います。
これがいわゆる404エラーページ、通称『404ページ』というものです。
なるべくなら、そのページは見せない方がいいに決まっていますし、リダイレクトするのも1つの手ではありますが・・・
実は、逆にサイトやブランドの価値を高めるブランディングにも使えるのです。
もともと404ページが表示されるときには「お探しのページはございません」といった無機質な言葉が並ぶようになっているのですが、ここで是非デザインをカスタムしてみましょう。
ユニークなページなら面白みを感じてもらえますし、親切な言葉を並べると丁寧な会社だと思ってもらうことができます。
大手企業がどのような404ページを作っているのか、具体例を紹介しますね。
Contents
真似したい大手企業の404ページの事例
Amazonの404ページ
Amazon の404ページでは、犬の写真と共にこんなコピーが添えられています。
「ごめん、そのページは見つけられなかったよ。検索、またはAmazonのトップページに戻る。」
犬の名前も教えてくれるますし、毎回表示される犬も変わります。
犬好きとしては、たまりませんよね。
しかも、犬をクリックすると犬の一覧がプロフィール付きで見れるようになっているのです。
検索できたりトップページに戻れるようになっていて、フォローを忘れていないところも素晴らしいです。
日本郵便の404ページ
次は、 日本郵便 の404ページを見てみましょう。
「あて所に尋ねあたりません」のスタンプイラストが、郵便局ならではという感じでユニークです。
ふざけ過ぎていないし、邪魔をしているわけでもありません。
郵便局という、真面目なイメージもそのまま保てているところが好印象です。
また、後のフォローも細やかで、ユーザビリティが考えられている点も良いですね。
コカ・コーラの404ページ
コカ・コーラ の404ページもコーラのイメージにぴったりのデザインとなっており、ブランドカラーの赤色やコーラの缶や水滴があしらわれています。
水滴が、見つからなかった冷や汗にも見えますね。
こちらのフォロー方法は「下のリンク一覧から他のページをご覧ください。」と、下にカテゴリー一覧やトップボタンを置いています。
ZOZOTOWNの404ページ
ZOZOTOWN の404ページでは、「NOT FOUND」を商品を使って表現していました。
しかも、ちゃんと売っているところが面白いですよね。
商売心も忘れないところがZOZOTOWNの上手いところです。
サクラクレパスの404ページ
サクラクレパス の404ページもまた、思わずクスッと笑ってしまうような内容です。
状況を端的に説明した後に「よく消えると評判の『フォームイレイザー』が消してしまったかもしれません。」と、ちゃっかりフォームイレイザーの宣伝をしています。
ちゃんとフォームイレイザーのリンクまで貼ってありますね。
ネガティブな印象になりがちな404ページも、こういうユニークな広告につなげられると良さそうです。
ブランドキャラクターを前面に出した404ページ
他には、会社のブランドキャラクターを前面に出して親しみやすさを押し出したものもあるので、ざっと紹介します。
ブランドキャラクターを出すのは、親しみやすさや面白さがあって良いですね。
その後のフォローを忘れないよう注意
404ページには、訪れたユーザーが困惑したり迷子にならないように、しっかりフォローも入れておきましょう。
これは対面の接客でも同じですよね。
洋品店の店頭でも「いま、その商品がないんです」より、「いま、その商品はないんですがこちらの商品が、これからオススメになりますよ」と言われた方が、ガッカリ感がありませんし、お得感を出すこともできます。
それに、売れても売れなくても店員の株は上がります。
404ページでも、せっかくサイトを訪れてくれたお客さんにはしっかり接客したいところです。
まとめ
ブランディングを高める404ページについて大手企業の事例とともに解説しました。
たかが404ページと思うかもしれませんが、ちょっとしたフォローやサービスを入れることで信頼性やブランドのイメージなどが変わります。
ちょっとした工夫で、あなたのお客様を感動させてみましょう。