【マイクロコピーと顧客心理の6大原則】コンバージョン率を高める必須テクニック

事例, 基礎知識

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


マイクロコピーは、ボタンラベルやフォームの説明などの小さなテキストにすぎません。

しかし、その小さなテキストはユーザーの行動を導く重要な役割を果たします。

効果的なマイクロコピーは、ユーザーにスムーズな体験を提供することでコンバージョン率を向上させるのです。

これを実現するためには、顧客心理の理解が不可欠です。

みなさんは、「顧客心理の6大原則」をご存じでしょうか?

顧客心理の6大原則とは

「顧客心理の6大原則」とは、顧客の行動や意思決定に影響を与える6つの基本的な心理原則を指します。

この原則は、ロバート・チャルディーニ(Robert Cialdini)の「説得の心理学」で提唱されています。

WEBマーケティングにおいて顧客を理解し、効果的にアプローチするために非常に重要です。

まずは、それぞれの原則について確認しましょう。

1. 返報性

人は何かを受け取ると、それに対してお返しをしたくなる傾向があります。

これは社会的な礼儀や義務感に基づく心理で、ビジネスで使うのも効果的です。

2. 一貫性

一度公言したり、何かにコミットすると、人はその行動や発言に一貫性を保とうとする傾向があります。

小さな承諾をさせてから、徐々に大きな決断に導く手法が効果的です。

3. 社会的証明

人は、他者が行っている行動や判断に基づいて自分の行動を決める、という傾向があります。

特に不確実な状況では、人は他の人の行動を参考にしがちです。

4. 好意

人は、自分が好感を持っている人やブランドから影響を受けやすいと言われています。

好意を持たれることで、相手の決断や行動に影響を与えることができるのです。

5. 権威

人は、専門家や権威のある人物や組織からの情報や提案に従う傾向があります。

権威があると認識されることで、その人やブランドの意見は信頼されやすくなるでしょう。

6. 希少性

人は、手に入りにくいものや限られたものをより魅力的に感じます。

「手に入らないかもしれない」という心理が行動を促進するのです。

顧客心理の6大原則を取り入れたマイクロコピー事例

1.「返報性」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

無料サンプルや特典、無料トライアルを提供すると、顧客はその恩返しとして購入や契約に至りやすくなります。

人は何かをもらうとお返ししたくなるものです。

こちらの事例では、ボタンに「デジタルギフトを体験できる無料サンプル付!」というマイクロコピーが添えられています。

引用:SBギフト

2. 「一貫性」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

無料会員登録や小額の購入など小さいステップから始めさせることで、顧客は次のステップに進みやすくなります。

ヨシケイでは、小さいステップを踏ませるためにマイクロコピーをうまく活用しています。

「まずは5日間試してみる」「初めての方限定」というコピーで顧客の行動を促している事例です。

「おひとり様1食あたり¥300~」という具体的な表記も、コンバージョン率の向上に一役買っているでしょう。

引用:ヨシケイ

3. 「社会的証明」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

顧客レビューや口コミ、ユーザー数などが多いと、人々はその製品やサービスが信頼できると感じます。

ZOZOTOWNでは、「お気に入りアイテム登録者数」の人数を表示させています。

顧客に「お気に入りに登録している人が多い=はやりの商品だ、良い商品だ」という心理がはたらくのです。

また、「タイムセール価格」というマイクロコピーにより、後ほどご紹介する「希少性」へもアプローチしている事例です。

引用:ZOZOTOWN

4. 「好意」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

親しみやすいブランドイメージを持つことや、顧客との良好な関係を築くことで、商品やサービスの購入につながります。

インフルエンサーや友人の推薦もこの原則に基づいているといえるでしょう。

NELLマットレスの事例では、「みんなの#NELL愛を見る」というマイクロコピーが入ったボタンを設置しています。

顧客にマットレスを使用している人のSNS投稿を見てもらい、好意を持たせることに成功している事例です。

引用:NELL

5. 「権威」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

業界の専門家や権威あるメディアからの推薦や認定マーク、資格などを示すことで信頼感が増し、顧客の行動を促します。

こちらはマイクロコピーの事例とはいえませんが、エレコムの商品ページです。

医師が推奨していることを明記し、顧客の信頼を得ています。

また、Googleの互換性に関する基準を満たしているということも、顧客の信頼をより厚いものにしているでしょう。

引用:エレコム

6. 「希少性」の原則を取り入れたマイクロコピー事例

限定販売、数量限定、期間限定セールなど、希少性を訴求することで、顧客に「今すぐ購入しないと手に入らない」と感じさせます。

ユニクロでは、セール商品ごとに「いつまでの期間限定価格」というマイクロコピーを添えています。

顧客の目に入りやすい場所に配置することで、顧客は「今すぐ買わなければ」という心理にさせられるのです。

引用:ユニクロ

まとめ

「顧客の6大原則」は、WEBマーケティングにおいてとても重要な考え方です。

これらの原則を取り入れたマイクロコピーを使用することで、ユーザーの行動を促し、コンバージョン率を高めることができます。

顧客の行動を理解し、適切なタイミングで心理的なトリガーを活用することで、より効果的なマーケティング施策を展開しましょう。

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