プレースホルダーテキスト (place holder text)とは

プレースホルダーテキスト (place holder text)とは

入力フォームの内側に表示される仮入れのテキストのことを、プレースホルダーテキス トと言います。主に、入力欄の説明やヒント、入力に必要な情報の例について示すた めに使われます。一般的には薄いグレーで書かれており、ユーザーが入力欄にカーソ ルを合わせると、文字が消える仕様のものがほとんどです。

プレースホルダーテキストにマイクロコピーを取り入れた事例

登録画面において表示されるプレースホルダーテキストや注意書きはすべてマイクロコピーです。
入力欄にマイクロコピーを表示する際には、
・このコピーでエラーを誘発しないか?
・ユーザーの迷いが生じないか?
を十分に検討することが重要です。

重要なことや覚えにくいことはプレースホルダーテキストにしない
プレースホルダーテキストは、ユーザーが入力し始めると消えてしまうため、重要なこと や覚えにくいことを記載しないほうがよいでしょう。
以下の例のように多くの情報を書きすぎると、入力中に「何文字までだっけ・・・?記号は OKだったっけ・・・?」
という疑問を解決出来ず、入力エラーに繋がります。


このような マイクロコピーは入力フォームの近くに注意書きとして書くことがふさわしいと言えます。
ほかには、電話番号の「-」の有無、ふりがなを入力する際のひらがな・カタカナ指定など も同じように考えられます。

ユーザーを惑わせるプレースホルダーテキストを書かない
たとえば、URLを記入する欄にあるこのプレースホルダーテキスト。

ユーザーにとっては、http://の後から書くのか、http://をつけて書くのかという迷いが生じ ます。このような場合プレースホルダーテキストを記載したいのであれば、 「例 https://www.orecon.co.jp/」としたほうがユーザーの迷いが生じにくくなると言えま す。

検索画面においては、入力欄の説明やヒントがプレースホルダーテキストとして用いられ ます。 例えば旅行サイトであれば検索フォームに「沖縄」などの入力例が表示されているのをよく 見かけることと思います。 大手通販サイトZOZOTOWNの検索画面では 「何かお探しですか?」とユーザーに語りかけるようなコピーが特徴的です。


このようにサイト作り手側の人間味を感じさせるようなマイクロコピーを導入する WEBサイトも増えてきています。これは、普段人間が使っている言葉と同じ言葉で語りかける「ヒューマンセンタードデザイン」という手法として注目されています。

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