マイクロコピーが’’光る’’場所は?

考え方

「逆から改善」で効率的に改善

いきなりですが問題です。

売上をアップさせるために、

「顧客の購入数を増やすためにあなたは何をしますか?」

特に成約率を引き上げるには、あるマーケティング会社の調査によると通常ここが大事だ!という人の割合は

– 注文ボタン – 30%
– 見出し・サブヘッド – 20%
– 構成・レイアウト – 10%
– 全体のコピー – 8%

という結果になるそうです。

確かに、私もこの割合で考えています。

しかし、見出しとCTAボタン(コール・トゥ・アクション)上のコピー

これが最も重要っていう世間の風潮・・・

これは危険です。

前回紹介した、クレジットカード決済フォームの横に書かれた「たった数文字」が、購入に不安を感じる顧客を、自信を持って買い物をする顧客に変えることができるように。

事実、買い物かごで止まる顧客は全体の50%もいて「注文を完了してもらうこと」が実はビジネス全体を急激に成長させることになるのです。

私がコンサルティングで口を酸っぱくして言っている事は「逆から改善!」

つまりそういうことなのです、多くの事業者が失敗するのは、前の方ばっかり改善して、後ろが無いからなのです。

例えば買い物かごにまで入れている顧客を10%決済完了にする事は、

事業全体の金額増加で見ると、単なる成約率アップではなく、広告費やその他コストのいらない収益増なので、実質収益は24%近くの上昇になると言えるのです。

つまり、マイクロコピーのたった数文字が事業全体を20%も引き上げることになります。

顧客の入力エラーによるストレスを緩和すること

ユーザーインターフェイスの世界的権威「ジョシュアポーター氏」は、入力エラーに目を付けました。

「有効な住所を入力してください」

これは当初正しいと思われていたコピーですが、クレジットカード決済においては、カードに登録されている住所と入力された住所があっていなければ、決済はできません。

そこでジョシュアポーター氏はこのように変更したのです。

「クレジットカードに登録されている住所を入力して下さい」

たった、これだけで収益を増やすことができたのです。

顧客は何を求めているのか?もっともクリティカルな部分はどこか?

ボタンの文言も
「見積もりを請求してください」
「資料を●●請求」

こんな風に、自社のコンバージョンを、自らコントール出来るようになって欲しいのです。

ほんの小さな言葉が、殆どを動かしていることに気づくでしょう。

  • 接続詞
  • 語尾
  • 体言止め

いたるところで大きな収益を生み出せるのです。

ビジネスの成功に最も必要なこと

身近すぎて些細なことだから気づかない。

でも、「ありがとう」の一言があなたの一日を変えたことは無いでしょうか?

あなたのことを覚えていてくれた人から「元気?」ってLINEが届いたら嬉しくならないでしょうか?

同じくフォームの中に書かれている文字は、あなたにどう語りかけているでしょうか。

googleはこう語りかけます。

ー「Google を検索または URL を入力」

エバーノートはこう言います

ー「ノートを検索」

AirBnBは

ー「どちらまで?」

「お客さまがサービスを利用する」ということがビジネスの成功に最も必要なことで、使えないサービスは存在しないも同じです。

つまり、アクセスのないサイトは存在しないも同じです。

私たちが普段提供しているサービスは、顧客と関係を作っているでしょうか。

笑顔でお客さまをむかえているでしょうか。

ただ使うだけの道具になってないでしょうか。

マイクロコピーを取り入れるだけで、顧客との関係をつくり、顧客を助け、最大限の利益を我々にもたらしてくれるのです。

悪いマイクロコピーは、お客さまの行動を中断します。

「未入力項目が21箇所あります」
「エラー:パラメータnameが未入力」
「リセット」

良いマイクロコピーはお客様と関係を作る。

「おっと、ページが移転しているかも、もしかしてこれかな?」
「この商品を買った人は一緒にこの商品も買っています」
「おめでとう!いよいよ利用開始です」

ブログを最後まで読んでくれて、どうもありがとう。

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