目次
CVRを劇的にUPさせるクリックトリガーとは?
copyhackers.comのジョアンナ・ウィーブ(Joanna Wiebe)は、ボタン周りに書かれるコピーのことをクリックトリガーと呼んでいます。
クリックトリガーの目的は、ユーザーが行動を起こすかどうか決める瞬間に、的確な言葉でそれを後押しすること。
クリックトリガーがコンバージョンを劇的に増加させることが報告されています。
例えば、friendbuy.comの例がコチラ。
「無料トライアルを始める」ボタンのすぐそばに、クリックトリガー として「ご利用にクレジットカードは不要」「招待状、特典+その他をカスタマイズする」を加えたところ、登録率が34%もアップしたのです!
クリックトリガーは大きく3種類に分けられます。
- ファシリテータ型
- スパーク型
- シグナル型
今回は3種類のクリックトリガーについて事例とともに詳しく解説します。
■ファシリテータ型・・・不安、懸念、疑問を取り除き、行動をしやすくするもの
なにか無料登録をするとき、このような不安を抱くことがありますよね。
「本当に無料なの?」
「解約縛りで後から課金されたりしない?」
そこで、Spotifyの1ヶ月無料プランは、こんなマイクロコピーを使っています。
参考:spotify
「いつでも解約できます。」
たった一言だけで、ユーザーの不安は見事に解決です。
また、Little Green Buttonのサイトでは「無料でお試し開始」というボタンのそばに「クレジットカードは必要ありません」というマイクロコピーをつけています。
参考:https://www.littlegreenbutton.com/
これで「本当に無料なんだ」ということがハッキリするので、迷わずお試しを開始できるわけです。
■スパーク型・・・ベネフィットなど、行動への意欲をかきたてるもの
コスメブランドSUQQUの会員登録画面では、「11,000円以上のお買い上げで送料無料」「サンプルをプレゼント」「ギフトラッピングサービス」「ニュースレター配信」など、会員登録することによって得られるメリットが並んでいます。
参考:https://onlineshop.suqqu.com/ja/
もし会員登録者数が伸び悩んでいるなら、特典やプレゼントなどをボタン周りでアピールすると良いでしょう。
さらにシンプルな例を挙げると、GuessTheTest.comでは、メルマガ登録ボタンのそばに「無料でニュースレターを受け取れます、あなたに最新のABテスト事例を隔週でお届けします」と添えられています。
「はい、無料のABテスト事例が欲しいです」という登録ボタンのコピーも明確で良いですね。
■シグナル型・・・行動の後押しとなる情報を知らせたり、思い出させたりするもの
シグナル型のクリックトリガー の例として、オランダのリップグロス店シンシアでは「注文する」ボタンの下に「送料4.95ユーロ(25ユーロ以上のご注文で送料無料)」と添えたことで売上が60.1%もアップしました。
宿泊施設予約サイトじゃらんでも、シグナル型のクリックトリガーが見られます。
ボタンのすぐ下に「昨日この宿を81人が予約しました」「4人がこのプランを探しています」といったマイクロコピーを添えています。
ボタンをクリックしようか迷っているユーザーにとって、大勢の人に人気があることを証明するソーシャルプルーフは強力なクリックトリガー です。
ボタン周辺には、コンバージョンを大きくアップさせる可能性が眠っています。
まとめ
クリックトリガー を作る際には、次のような訴求でABテストしてみると良いでしょう。
- 顧客のリスクを取り除く
- ベネフィット
- 行動の後押しとなる情報
- お客様の声
- 数字、データの証明
- 利益または成果
- サポート、保証
- 星によるレビュー評価
- セキュリティアイコン
最後までお読みいただき、ありがとうございました。