メルマガのクリック率が劇的に上がった12の成功事例

事例, 作り方, 考え方

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


メールマーケティングにおいて、​メルマガのクリック率は非常に重要です。​

クリック率が高いほど、​顧客が商品やサービスに興味を持っていることを示し、​購入につながる可能性が高くなります。​

しかし、​クリック率を上げることは簡単ではありません。​

メルマガの平均クリック率は、業種やジャンルにもよりますが 2~3% ほどと言われています。

せっかくメルマガの開封率を上げたとしても、クリックされなければビジネスのチャンスを逃すことになり、もったいないですよね。

この記事ではメルマガのクリック率を上げるための具体的な方法を解説します。

メルマガのクリック率とおすすめの計算方法

メルマガのクリック率とは、メルマガ配信数のうち、何人がメルマガ内のリンクをクリックしたか、という割合のことを指します。

ただし、クリック率を改善するために継続的にテストを実施していく場合は、この計算方法はあまりおすすめではありません。

なぜなら、配信数を母数とすると、CTA(行動喚起する部分)か開封率か、どちらの改善を優先すべきかが分かりづらくなるためです。

開封とクリックと飛んだ先のWEBページでの行動と、それぞれ切り分けてボトルネックを発見する場合は、以下の計算方法でクリック率を出しましょう。

クリックされるCTAの作り方

具体的にどのようにすればメルマガのクリック率が上がるのか?
実際に弊社でA/Bテストを繰り返し実施した結果をまとめてご紹介します。

リンクのベタ貼りかテキストリンクか?

URLをそのままベタ貼りするのではなく、このようにテキストリンクにすることで読者が読みたくなるよう訴求することが可能になります。

テキストリンクの色は一般的に広く使われている青色がおすすめです。

また、下線は必ず付けるようにしましょう。

なぜなら、色覚異常(色盲)の方にとっては下線はリンクであることを示す重要な要素だからです。

日本人男性の20人に1人が色覚異常と言われています。

テキストリンクは誰が見ても一目で分かるように作りましょう。

テキストリンクかボタンか?

テキストリンクよりもさらに効果が高かったCTAが、ボタンです。

AパターンのCTAはテキストリンク、Bパターンはボタンにしてテストした結果、Bのクリック率が2倍以上も高くなりました。

ボタンは大抵の配信スタンドで簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。

文字数は何文字にすべきか?

メルマガのCTAにおいて、ボタン内の文字数は5文字〜15文字程度が最もクリック率が高い結果となりました。

「今すぐ」は入れるべきか?

マーケティングにおいて「今すぐ」というタイミングワードが効果的とされることは多いですが、メルマガのCTAにも有効なのかテストを実施してみました。

A「解説動画を見る▶︎」
B「今すぐ解説動画を見る▶︎」

ABテストの結果、「今すぐ」が無いAのクリック率が3倍も高い結果となりました。

もちろんCTAの内容にもよりますし、切迫感を与えない使い方であれば効果的な場合もありますが、むやみに「今すぐ」を付ければ良いというものではなさそうです。

「〜をチェックする」か「〜を見る」か?

CTAボタンの文言のちょっとした違いでも差はでるのか、というテストです。

A「集客方法をチェックする」
B「集客方法を見る」

ABテストの結果、Bの「〜を見る」の方がクリック率が高い結果になりました。

メルマガのCTAには「見る」「読む」など短く、使い慣れたハードルの低い言葉がおすすめです。

「\/」は付けるべきか?

実際にとあるマーケティング系のメルマガで使われていたのですが、ボタンの文言を「\/」で装飾したらどうなるのか、というテストです。

A「スケジュールを見る」
B「\スケジュールを見る/」

テストの結果、僅差でしたが「\/」が無い方がクリック率が高い傾向にあることが分かりました。

絵文字は入れるべきか?

ミレニアル世代向けのメルマガThe HustleのCTAボタンに絵文字が使用されていたためテストしてみました。

A「トークライブの内容を見る」
B「トークライブの内容を見る😉」

いくつかの絵文字でテストしましたが、弊社のメルマガにおいては絵文字の有無ではあまり有意差は出ないようでした。

若い世代をターゲットとするメルマガの場合は試す価値がありそうです。

ファーストビューに画像やGIFを置くべきか?

ファーストビュー(メールを開いたときに見える部分)にGIFやイメージ画像を使用すべきかというテストです。

テストの結果、ファーストビューにGIFやイメージ画像が入る方が127%ほどクリック率が高まる傾向があることが分かりました。

記事やブログを紹介する場合のCTA案

Medium Daily DigestをはじめとするWebメディアのメルマガを参考に、記事やブログを紹介するときにCTAをテキストと画像で作ってテストしました。

テストの結果、ボタンよりもクリック率がさらに高くなりました。

ボタンのCTAよりも作るのに手間はかかりますが、なかには3倍の差がついた結果もあったのでぜひ試してみてください。

「○分で読めます」は入れるべきか?

CTAに「3分で読めます」というマイクロコピーを追加した結果、クリック率は高くなりました。

具体的な数字を入れることで、サクッと気軽に読めることが伝わるからでしょう。

ただし、「10分で読めます」というコピーの有無でテストした結果、逆にマイクロコピーを入れた方がクリック率が下がることが分かりました。

メルマガのCTAのテストということもあり、出先でメールを開封する方には10分という長さが敬遠されたと考えられます。

したがって、メルマガのCTAに「○分で読めます」を入れるのは3分程度の短い時間の場合がおすすめです。

また、「3分で読めます」の文字の色を変えたバージョンもテストしましたが、濃いグレーの太字が最も効果がありました。

クイズの答えをクリック先で見せる

メルマガ読者の方に少しでも楽しんでもらえるかと思い、CTAをクイズ形式にしてみました。

このように、クイズの答え合わせをクリック先の記事でできるようにしたのです。

テストの結果、クイズ形式のCTAの方が通常の2~3倍クリック率が高くなる傾向があることが分かりました。

メルマガとは一方通行なものですが、このようなちょっとした遊びに読者の方が参加してくださったのが分かると、送信する側としても純粋に嬉しくなりますね。

クイズの答えをクリック先で見せる(2択のボタン)

また、同じクイズ形式でCTAのデザインを変えたバージョンをテストしてみました。

結果、0.7%ほどの差ですが、2択にしたバージョンがクリック率が高くなりました。

ただし、2択のボタンでも文字数が多いと逆にクリック率が下がる傾向があるので、長くても15文字程度がおすすめです。

自分の手でA/Bテストをするべき理由

今回ご紹介したヒントは、あくまでこのサイト microcopy.org のメルマガにおいての結果になります。

ここに書いてあることを鵜呑みにするのではなく、必ず、ご自身のメルマガでもA/Bテストをしてください。

なぜなら、最もクリックされるCTAのデザインは、それぞれのメルマガで異なるものだからです。

ターゲットの年齢や性別、所属する会社組織、メルマガの文章の雰囲気などによって、それぞれに最適なCTAがあります。

正解はあなたの顧客が知っています。

ぜひ、この記事を参考にしながらご自身の手でメルマガCTAのA/Bテストを繰り返してみてください。

まとめ

メールマーケティングにおけるクリック率を上げる方法をご紹介しました。

わずか数文字の違い、たった一言のマイクロコピーを添えるか否かでもクリック率は大きく変わります。

ユーザーの目線に立って「どうすれば分かりやすいか?」「どうすればクリックしたくなるか?」を考えて、楽しみながらクリック率の改善に取り組んでいただけますと幸いです。

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