身近にある心理テクニック
漫画の『ワンピース』を読んだことはありますか?
世界的にも人気がありますよね。
さて、読んだことあるって人は考えてみてください。
最初に読んだのは、どんなきっかけでしたか?
元々は興味がなかったけど、「売れてるから読んでみたくなった」「みんな読んでるから」という理由で読み始めた方も多いのではないでしょうか。
そこからファンになって読み続ける。
すると、また別の人が「みんなが読んでるから」と読み始める。
だから、雪だるま方式で、どんどん部数が増えていくわけです。
昼間や深夜にあるテレビショッピングも、同じ仕組みで売上を伸ばしています。
『ただいま、電話が非常にかかりにくくなっております。』という、キラーフレーズを聞いたことはありませんか?
その瞬間、ぼーっとテレビを眺めていた多くの視聴者が、
「急いで電話しないと買えないんじゃないか?」
「他の人に取られたら嫌だな」
という風に心を掴まれます。
実際に、この一言を足したことで、電話は鳴りやまくなったそうです。
売上はもちろん、倍増しました。
売上改善のテクニック『社会的証明』
この心理テクニックは、ロバートチャルディーニの『社会的証明』と呼ばれています。
みんな、やってる。
みんな、買ってる。
みんな、持ってる。
それが伝われば、勝手に信頼が付いてきますし、熱狂的に欲しくなる人たちがいるのです。
社会的証明をマイクロコピーに活用した例がこちらです。
海外サイトのbasecamp.comの登録フォームなのですが、青いボタンの「start your free trial」の下を見てください。
「5,434 businesses signed up in the last week!」とあります。
これを日本語に訳すと、「先週、5,434社の企業がサインアップしました!」
他のみんなが使っているなら自分も試してみよう、という気になりますよね。
売上改善のテクニック『権威性のトリガー』
購入者や利用者がまだ少なくて社会的証明が使えない場合は、『権威性のトリガー』をぜひ試してください。
「みんな」ではなくても、「有名人」が使っているなら十分に購買欲をそそることができます。
例えば、香水のPOPに『ジャニーズの〇〇さんも使ってます!』とよく書いてありますが、それがあるだけで、信頼性が出ますし、ファンなら欲しくなりますよね。
ファンでなくても、同じようにモテるかも?と期待して欲しくなる人もいるでしょう。
ただし、1点だけ注意してください。
それは、ウソはつかないことです。
一時的な売上は伸びたとしても、ウソだとバレたら信頼がなくなります。
それはビジネスとしてかなり致命的ですよね。
まとめ
今回は、社会的証明や権威性のトリガーについて解説しました。
心理テクニックを上手く活用して、売上アップを目指してください。
さあ、あなたのボタン周りにも、社会的証明になるようなことが書けないでしょうか?