コールトゥアクション(CTA,Call to Action)とは

コールトゥアクション(CTA,Call to Action)とは

ウェブサイトの訪問者に起こしてほしい行動を呼びかけること。「行動の喚起」とも 呼ばれます。

ボタンや、リンクの形で表されるのが一般的です。WEBマーケッター等の間ではCTA(シーティーエー)と省略されることも多く、また そのボタンやリンクを設置している周辺エリアをCATエリアと呼ぶことがあります。

消費者を効果的に行動へ誘導するには、そのページ内でのコールトゥアクションを明 確に1つに絞る必要があります。1ページ内に複数のCTAがあると、かえって相手を 混乱させてしまう可能性があるからです。

コンバージョンは必ずしも商品購入とは限りません。高額な商品や、十分に吟味する 必要があるサービスを販売している場合には、すぐに購入を呼びかけるよりも、メールマガジン登録や資料請求やお問い合わせといったステップをワンクッション入れる 方が、スムーズな行動を促すことができます。

なぜコールトゥアクションが重要なのか

コールトゥアクションは、セールスにおける最も重要な局面であり、その呼びかけの 仕方一つで、大きくコンバージョンが変化します。

実際の生活で例えると、深夜のテレビショッピングが挙げられます。洗剤を使っても なかなか落ちない洗濯物の汚れ、そんな日常の不満をあぶり出し、顧客への共感を示 します。そして話が進むにつれ、新商品、超音波で汚れを落とす洗濯機の具体的なセー ルスプレゼンに入っていきます。 商品は素晴らしく、文句の付け所がありません。それどころか値段も量販店で売られ ているものと同じか、少し安いくらい。これなら誰だって欲しいと思うでしょう。

しかし、どうでしょうか。 「ご注文は今すぐ000-000-0000、こちらまでお電話ください!」。

セールスの局面に おいて、最も重要なこの呼びかけがなかったとしたら、洗濯機は売れることなくその まま放送を終えてしまいます。 セールスの最後には、相手に具体的な行動を求めなければ、商品は売れないのです。

もちろん、オンライン販売においても同様です。この最後の行動の呼びかけに当たる 部分が、「支払いボタン」や「問い合わせボタン」周辺のCTAエリアとなります。CTAエ リアではユーザーがスムーズにアクションを起こし、また次回以降のアクションに繋 がるようなマイクロコピーを設置しておくことが重要となります。

コールトゥアクションの表示事例

コールトゥアクションの表示箇所としては、ページの最下部に設置することが定番で したが、最近はページを下のほうにスクロールしている途中に、画面上にコールトゥ アクションがスライドされて表示される手法を取り入れているWEBサイトも増えてき ました。

WEBサイト側から強制的な動きを伴う広告は、ユーザーに嫌煙されることも多いので すが、スライド型のコールトゥアクションは、ユーザーの動きには干渉せずに注目さ れやすい形でコールトゥアクションを表示することができるため、広く取り入れられ はじめていると考えられます。

また、2015年からはFacebookページヘにもCTAボタンを表示する機能が追加されました。
リンク先はFacebook内外のページにリンクできるため、ビジネスの窓口としてより効果的な使 い方が可能になりました。

コールトゥアクションとマイクロコピー

ユーザーからの資料請求を目的にしているWEBサイトの場合は、「資料請求をする」というリンクがコールトゥアクションとなります。

ここで「資料請求をする」という言葉にマイクロコピーを加えると、たとえば「1分で資料請求完了(無料)」と変更することができます。

このマイクロコピーでは、
「資料請求をするのに時間がかかったらいやだな・・・」
「個 人情報を入力するときにクレジットカードの登録を求められるのかな・・・」
といった 不安を取り除き、顧客の行動を促しています。

しかしながらここで上げた例は典型的な一例に過ぎません。顧客がどのような言葉使 いを好み、どのような点に不安を感じるかを良く検討した上でマイクロコピーを決め る必要があります。

まとめ

上記の通り、コールトゥアクションは、WEBサイトにおいてユーザーと接点がある最も重 要なポイントと言えます。しかし、この部分のコピーライティングに注目しているWEBサ イトはまだ多くはありません。大手サイトでも「ここをクリック」「資料請求はこちら」など のリンクを使っているWEBサイトがたくさん存在します。 多くのサイトが注目していないという点にもコールトゥアクションにマイクロコピーを導入 するメリットがあります。

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