KPI(Key Performance Indicator)とは

KPI(Key Performance Indicator)とは

KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標と訳され、事業目標を達成しようとする際に、実行するべきプロセスが適切に実施できているか数値化して評価する指標のことです。

企業やプロジェクトの目標を設定する場合、KGI(Key Goal Indicator)が設定されますが、KGIを達成するための具体的なプロセスの数値目標がKPIになります。

KPIとKGIの違い

KPIと同時に使われることが多い用語として、KGI(Key Goal Indicator)があります。重要目標達成指標と訳され、企業やプロジェクトの最終目標が達成されているか計測する指標のことを言います。

例えば、「年間売上を5000万円にする」というKGIを設定した時に、その目標を達成するためのプロセスを具体的に考える必要があります。KGIを達成するために、「WEBサイトの訪問者数を10%増加させる」や「新しい商品を10点追加する」といったKPIを設定します。このように、KGIとKPIはセットで使われます。

KPIの効果を高めるSMARTモデル

適切なKPIを設定するために用いられる目標設定方法に、「SMARTモデル」があります。SMARTはぞれぞれの頭文字をとった略語であり、それぞれの要素を満たすことで、KPIの効果を高めることができます。

①Specific(明確性)
明確で具体的であることです。プロジェクトや組織全体で認識を共有できる明確な指標を使うことが必要です。

②Measurable(計量性)
達成度を客観的に数値として評価できることです。Webサイトであれば、アクセス解析できる数値をKPIとして設定すると、目標に対しての評価が分析できます。

③Achievable(達成可能性)
現実的に達成可能であることです。現実的な達成可能な目標にすることで、目標に対する行動を促す事ができます。

④Relevant(関連性)
成果に直結していることです。売上高やWebサイト訪問者数、販売数など利益に対し、直接関連する指標を使用することです。

⑤Time-bound(期限)
達成する期限を定めることです。具体的にいつまで達成するのかを定めることで、モチベーションを維持しながらスピーディーに目標達成に取り組むことができます。

まとめ

KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標と言い、事業目標を達成しようとする際に、実行するべきプロセスが適切に実施できているか数値化して評価する指標のことです。同時に使われることが多い用語として、KGI(Key Goal Indicator)があります。重要目標達成指標と訳され、企業やプロジェクトの最終目標が達成されているか計測する指標のことを言います。KPIとKGIはセットで使われます。

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