「『こちらをクリック』って、どこを?なにを?」
こんな風に感じたこと、あなたにもあるかもしれません。
実は、Webサイトの“たった一言”が、クリック率も、成果も大きく左右しているんです。
この記事では、海外の事例を交えながら、クリック率が最大26%アップしたマイクロコピーの改善術を、実践的に解説します。
目次
マイクロコピーとは?成果を分ける“ひと言”のチカラ
マイクロコピーとは、Webサイトやアプリの中で表示される短い文言のことです。
ユーザーがアクションを起こすかどうかを、ほんの数文字で左右します。
たとえば:
- ボタン文言:「今すぐ申し込む」「無料で試す」など
- 入力補足:「例:〇〇@example.com」など
- エラーメッセージ:「入力内容に誤りがあります」など
ほんのひと言に見えて、これらが“売れる or 離脱される”を決定づけることもあります。
マイクロコピーについて詳しく知りたい方はこちらもご確認ください↓↓↓
データが証明するマイクロコピーの効果
- CTAボタンの文言を最適化するだけで14.79%のCV率向上
参考:unbounce
- エラーメッセージをユーザー視点で改善した結果、離脱率が22%減少
参考:FormAssembly
- フォーム文言を変更するだけで、申し込み数が104%アップ(後述)
マイクロコピーの改善は、コストをかけずに結果を出す、最も手軽で効果的な施策のひとつです。
【実例】クリック率26%アップを生んだ「補足のひと言」
ノルウェーの観光公式サイト「Visit Norway」では、ボタンの下にたった一文の補足コピーを入れただけで、クリック率が26%改善したA/Bテスト結果を得ました。
引用元:Medium | Microcopy: How to boost conversion with words
変更前:シンプルなCTAボタンのみ
変更後:ボタン下に安心感ある一言を追加
ユーザーが「何が起きるか」「どれくらい手間か」を理解するだけで、行動のハードルが下がったのです。
さらに詳しく知りたい方は次の記事もぜひご覧ください。
【翻訳記事】マイクロコピー:言葉でコンバージョンを促進する方法
マイクロコピー改善がもたらす3つの効果
- コンバージョン率の向上 → 結果として売上アップ
- 行動のハードルが下がり、離脱が減る
- ユーザー体験の向上
親切な案内で迷いがなくなり、サイト全体の印象が良くなる - 広告費の最適化
自然流入で成果が出るサイトになり、広告依存が減る
すぐに使える!マイクロコピー改善の4ステップ
- 現状把握:どこで離脱しているか、どの言葉が曖昧かを洗い出す
- 改善案をつくる:ユーザーの不安や迷いに寄り添った言葉を検討
- A/Bテストで検証:改善前後の反応を比較して効果を測定
- 効果の高いものを採用・繰り返す:数字に基づき、定期的にアップデート
改善すべき3つのマイクロコピー
① CTAボタン
NG例:「こちら」「詳細」
OK例:「30日間無料で試す」「資料を今すぐダウンロード」
ポイント:
- 行動が具体的にイメージできるように
- 「無料」「限定」「今すぐ」などの後押しワードを活用
② 入力フォーム
NG例:「名前」「電話番号」
OK例:「お名前(全角カナ)」「電話番号(ハイフンなし)」
ポイント:
- 入力形式を明確に
- 必須/任意の区別
- プライバシーへの配慮を明記
③ エラーメッセージ
NG例:「入力エラーです」
OK例:「メールアドレスの形式が正しくありません(例:info@example.com)」
ポイント:
- 原因+解決策をセットで
- 丁寧な文体でストレスを減らす
【事例】たったひと言でCV率が2倍に
とある水処理会社では、ボタン文言を「Get Pricing(金額を確認する)」から「Get a Quote(見積もりする)」に変更しました。
この変更だけで申し込み数が104%増加しました。
ユーザーにとって「金額を確認する」はぼんやりした表現ですが、「見積もりする」は“次に何が起きるか”が明確で、信頼感を得られたのです。
この事例について詳しくは次の記事をご覧ください。
【コンバージョン104%増】どっちのボタンが勝つ?「見積もりする」vs「金額を確認する」
マイクロコピー改善の成否は「測定」で決まる
改善の結果は、数字で検証することが不可欠です。
活用すべきツール:
- Google Optimize:無料でA/Bテストが可能
- Google Analytics:離脱・クリック・CVなど行動分析に最適
- Optimizely:高度なテストとパーソナライズに強み
数字を見ながら“勝ちパターン”を積み重ねることが、成果を伸ばす王道です。
まとめ:売れるサイトは、言葉を磨いている
たった一言で、クリック率も、CV率も、問い合わせ数も変わります。
言葉はコストゼロで改善できる、最強の販促ツールです。
「どんな言葉なら、あの人の背中をそっと押せるか?」
そんな視点で、ぜひ今日からマイクロコピーを見直してみてください。
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