2つの事例から学ぶ!クリックされやすいボタンのマイクロコピーとは?

事例, 基礎知識

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


CTAボタン周りのマイクロコピーの重要性

売上を上げるためにボタンのコピーを改善することはとても有効な手段です。

例えば、よくあるマイクロコピーのNG例に「詳しくはこちら」ボタンが挙げられます。

なぜこのコピーがNGとされているのか分かりますか?

「詳しくはこちら」だけだと、その前の文脈をきちんと読んでいなければ、このボタンのリンク先で何ができるのかわからないからです。

さらにこのようなコピーでは、アクセシビリティー* 上の問題を生じさせます。

※アクセシビリティーとは、Web サイト上における情報やサービスへのアクセスのしやすさのこと。

そこで今回は、ボタンのコピーを変えてCVRが改善した事例をご紹介します。

「Anton’s Cleaners」のCVR改善事例

アメリカの企業Anton’s Cleanersは、「VIP Express」という会員限定のサービスを行っており、登録者を増やしたいと考えていました。

VIP Expressは登録すると毎月50%オフのクーポンがもらえるというサービスです。

メンバーになるためには、ナビゲーションメニューの「VIP Express」のボタンをクリックして登録する必要がありました。

しかし、検証チームが行った調査でこのボタンをクリックして詳細を確認したユーザーは極端に少ないことがわかりました。

そこで検証チームはユーザーはVIP Expressというサービスがどういったものか理解していないためにボタンのクリックをしないのではないかとの仮説を立てました。

コピーを「VIP Express(VIP会員)」から「Save 50%(50%割引)」に変えてテストしたのです。

A:Save 50%(50%割引)

B:VIP Express(VIP会員)

テストの結果、検証チームの思惑どうりA:「Save 50%(50%割引)」が勝利しました。

ボタンのクリック率37%、登録者数47%の改善に成功したのです。

「Save 50%(50%割引)」のコピーは、VIP Expressに登録するとユーザーは何を得られるのかが明確にしました。

クリックすると何が起こるのか一目でわかったことが登録者数の改善につながったのです。

ここでもう一つ、ボタンのコピーを変えてCVRが改善した事例をご紹介します。

とある賃貸の資料請求ボタン。

問い合わせ数を改善するために、「メールお問合せ」を 「空室状況を問合せ」に変えてテストしました。

勝利したのはBの「空室状況を問合せ」です。

なんと問い合わせ率(CVR)が127%も改善したそうです。

この2つのテスト結果からわかるように、CTAボタンのコピーはユーザーにとって明確なものでなければなりません。

次にとる具体的な行動に合わせたフレーズ次のページでできることを具体的に予告することで、ユーザーをクリックへと促すことができるのです。

サイトのユーザビリティーを高めることは売上や顧客のリピート率の向上につながります。

ぜひユーザー目線に立って改善してみてくださいね。

参考:https://guessthetest.com/test/which-nav-bar-copy-won/?referrer=A

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