【語順を変えただけでCVR12%UP!】「無料」のオファーをさらに効果的に使う方法とは?

事例, 作り方

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


あなたのサイトでは、売上を上げるためにどのような施策をしているでしょうか?

ECサイト運営社から多く挙げられる悩みのひとつにカゴ落ちがあります。

有効的なカゴ落ち対策

カゴ落ちへの対策として効果が高いのが、送料や手数料、返品など追加コストを下げることです。

事実、Baymard社で行われた調査によると、カートを放置する理由として約半数ものユーザーがコストが高すぎることを挙げています。


引用:https://netshop.impress.co.jp/node/6590

つまり、よく目にする送料無料、手数料無料といった「無料」の文言は、ユーザーを購入へと導く強力なトリガーだということです。

今回は、この強力なクリックトリガーである「無料オファー」にまつわる面白い事例をご紹介します。

アパレルブランドZaloraの事例

シンガポールのアパレルブランドZaloraは購入数を増やすために行ったA/Bテスト。

Zaloraでは、30日以内の返品無料、150ドル以上の購入で送料無料というサービスを行っており、このお得なサービスの可視性を高めることでCV率が上がるのではないかと仮説を立てました。

そこで、ページのデザインは一切変えず、CTAとその周りのコピーだけを変えた2つのバリエーションを作りました。

オリジナルのページはこちらです。

オリジナルでは、無料の文言は右側のCTAボタンに置かれていました。

対して、バリエーションAは

無料の文言を一番左側に置き、CTAを「YES」に統一。

バリエーションBは

商品価格の右隣に「無料返品」の文言を足しています。

さて、AとBどちらが勝利したと思いますか?

答えは・・・

Aです!

購入率は12%も上昇しました。

では、なぜこの結果となったのか考えてみましょう。

ポイントとなるのは「語順」です。

人は文章を読むとき、自然な読み順に従って左から右に読み進めていきます。

また、ヤコブ・ニールセン博士の調査によると、WEBサイト上のテキストは2割程度しか読まれないことがわかっています。

つまり、文章を読んでくれないユーザーに情報を伝えるためには、目に入りやすくする工夫が必要なのです。

Aは「無料」を左側に置くことで、ユーザーは一番初めに重要なキーワードに気づくことができ、これが購入の後押しとなりました。

お得な情報を見落とさないように導いたことで、途中で離脱することなく購入までたどり着き、購入率12%UPの成果につながったのです。

まとめ

このように、マイクロコピーはちょっとしたことで売上が大きく改善するのです。

お金や時間をかけられずスキルもないけれど、今月にも売上をあげなければならない・・・とお悩みの方にぴったりの「今すぐできる売上アップ施策」です。

あなたのサイトでもぜひ試してみてください。

サイト改善のヒントになりましたら幸いです。

参考:https://vwo.com/success-stories/zalora/

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