ユーザーとの強固な関係を構築するために、会員登録を促すのは効果的な戦略です。
ただし、ユーザーは個人情報を提供することに抵抗感を感じることが一般的です。この障壁を克服させるためのポイントをご紹介しましょう。
成約率が上がる会員登録フォームの作り方
会員登録をしない選択肢を用意する
ビジネスを前進させるために、ユーザーに会員登録(サインアップ)をお願いしたいと考えるのは当然です。
会員登録によって、接触の機会が増え、リピーターになる可能性も高まります。ただし、重要なのはユーザーがそれを望んでいるかどうかです。
一般的な小売業のECサイトで見られる会員登録フォームです。
ユーザー名またはメールアドレスとパスワードを入力、ログインボタンと新規(会員)登録ボタン、そして「パスワードをお忘れですか?」のリンクが備わっています。
このフォームは、ユーザーが商品をカートに入れ、購入ボタンをクリックした際に表示されます。問題は、初めての購入時に会員登録が必須であることです。
しかし、初めて購入しようとしているユーザーたちは、今後もこのお店で買い物をするかどうか、まだわかりません。
「サイトを使う目的は、会員登録ではなく、単に商品を買いたいだけだ」というユーザーもいるでしょう。
また、サイトでの買い物が初めてかどうかを覚えておらず、普段使っているメールアドレスとパスワードを入力してログインできずに、イライラするユーザーもいるかもしれません。
成功しているプラットフォームは、ユーザー情報を把握していることが多いです。
しかし、ユーザーは、自分の個人情報を開示することを避けたいと思っています。会員登録なしで利用できるという選択肢をユーザーに与えることも必要です。
ebayのログインページでは、決済ページに進むと、ゲストとして購入手続きをすることもできます。
参照:https://cart.payments.ebay.com/
ソーシャルログインを用意する
ユーザーは、新規登録を望まないことがあります。
特にスパムメールを気にして、Eメールでの登録は煩わしいと感じることがあるでしょう。
この問題を解決するために、既存のGoogle(グーグル)のアカウントやApple(アップル)アカウントを使用してソーシャルログインができるようにすることで、登録の手続きを簡略化できます。
本当に必要な個人情報だけ預かる
初めて利用するECサイトで、「購入をあきらめたり条件は悪くなるが普段使いのサイトで購入した理由」の結果を見てください。
「アカウント(支払情報や住所情報)の登録が面倒だったため」が堂々の1位で62.8%に上りました。
参照:https://netshop.impress.co.jp/node/4733
会員登録には、ポイントの獲得や住所情報の省略など、ユーザーにとって有益になることがたくさんあります。ECサイト以外に、Webサービスなどでも会員機能は欠かせないものです。
ただし、重要なのは、会員登録時に本当に必要な個人情報のみを入力してもらうことです。
提供するサービスの性質に応じて、ユーザーからどの情報を求めるかを検討し、最低限の質問に絞りましょう。
会員登録を必須とする場合、以下の条件を満たすことが大切です。
- 非常に簡単で手間がかからない。
- 利用者にとって真に役立つ機能が提供されている。
- 登録が必要だと利用者と運営者の双方が認識している。
会員数が増えるメルマガ登録フォームの作り方
メルマガを利用することで、情報発信者は自分のメッセージを自由に配信でき、見込み客や既存の顧客と持続的なコミュニケーションを築けます。
ユーザーにとっては、自分の関心事に関する最新情報を入手できます。
この方法により、企業とユーザーの関係が強化され、ユーザーのロイヤルティが向上します。
メルマガを受け取るのに、以下のような登録をしなければいけないとしたらどうでしょうか。
参照:https://www.kankokeizai.com/mail_apps/
ただ、メルマガ登録したいだけなのに、組織名、部署名、役職まで答えなくてはいけません!ユーザーは、たくさんの入力項目に辟易し、離脱してしまいます。
項目はできるだけ少なくすることが大切で、具体的には3つまでが良いと言われています。
入力項目が1つ増えるごとに離脱率が上がるので、後で聞けることは後で聞くようにしましょう。
オレコンの当サイトでは、メールアドレスの入力だけで無料でメールマガジンを受け取れます。
まとめ
会員登録を簡単にするために、まずはゲストとして利用できるようにすること、そしてシンプルな会員登録フォームにすることが大切であることをお伝えしました。
その他の会員登録についてのポイントは、こちらをご覧ください。
少しでもお役にたてれば幸いです。