今話題の家具サブスクリプションサービス「airRoom」から学ぶ 12のサイト改善案

事例, 考え方

家具・家電を月額で借りられるサブスクリプションサービス、airRoomをご存知ですか?

「 ”ホームレス高校生” から若き “勝ち組社長” へ転身した」という、社長である大薮さんのドラマチックなストーリーはネットでも話題になりましたよね。

airRoomは、2018年開始からわずか3年で会員登録数4万人超えと急成長中。

サイトを見てみると、やはり、顧客心理に合わせたデザインとマイクロコピーのアイデアが満載です。

「いかに離脱を防ぐか?」
「いかに見込み顧客を後押しするか?」

という考え方は、Webビジネスに携わる方なら異業界でも参考になると思います。

今回はairRoomを参考に、サイト改善のための12のアイデアをご紹介します。

トップページ

検索窓のマイクロコピー

トップページの検索窓には「何かお探しですか?」という、呼びかけるようなマイクロコピーが使われていました。

実店舗で店員さんが接客する際に使う言葉と同じですね。
「キーワードを入力」「キーワードで検索」といった言葉よりも、親しみやすさを感じます。

さらに、airRoomは、検索窓の他にも、検索する方法がたくさん用意されているところも特徴的です。

具体的に「この家具を探している」という人から、なんとなく「面白いものがないかな」とぶらぶらしている人まで、あらゆる顧客にアプローチできるところが魅力です。

トップページの「みんなの投稿」

第三者によるリアルな口コミというのは、何よりも信頼できるもの。
あるデータによると「店舗でレジに並んで待っている間にスマホで口コミを読み、購入を考え直したことのある人は、4人に1人」と言われています。

Amazonや楽天をはじめ、今ではあらゆる通販サイトで口コミが表示されていますが、airRoomのようにトップページの一番目立つ場所に配置されることは珍しいのではないでしょうか?

少し生活感のある、リアルな画像が載せられているので、「もし自分の部屋にこんな家具を置けたら…」という想像をかきたてられます。

商品やサービス内容によっては、ぜひテストしたいアイデアです。

チャットボット

airRoomにはオンライン接客ツールのチャットボットが導入されています。
ユーザーの疑問、質問に対してリアルタイムに対応できるカスタマーサポートシステムとして、今では多くのサイトで見かけるようになってきています。

また、「チャットをはじめる」ボタンの下に「通常、数十分で返信いたします」というマイクロコピーが添えられていることで、行動を後押ししてくれますね。

>>「チャットボット」についてもっと知りたい

ログイン・会員登録ページ

ソーシャルログインを用意する

airRoomはTwitterやFacebookなどのSNSアカウントを使ったソーシャルログインが可能です。

「メールアドレスとパスワードを考えるのが面倒くさい」
「また新しいサイトで新たにアカウントを作ったら、管理が大変だな…」

といった顧客にとって、手軽にログインしてサービスを利用できるのは魅力です。

当たり前でも「無料」と書いておく

airRoomは会員登録ページで「新規登録(無料)」というボタンを使っています。

「会員登録が無料なんて当たり前だろう」と思うかもしれませんが、世の中にはサブスクリプションサービスやネット通販に慣れていない人がまだまだ大勢います。

「無料」は人を動かすマジックワードです。
たった2文字を付け足すだけで、迷っているお客さんの背中を押してあげることができる言葉なので、ぜひ試してみましょう。

商品ページ

使えるポイントやクーポンを表示する

商品ページに、現在使えるポイントやクーポンを表示することで、行動を後押しすることができます。

airRoomではこのように、商品ページの上部に「airRoom保有ポイント:1,000pt」というマイクロコピーを添えています。

文字サイズは控えめでも、サイトのページは白を基調としているので、ピンク色の帯は目を引きますね。

「現在、〇人がカートに追加済みです」

気になる商品があるとき、「多くの人が使っている」「人気である」と分かると、とたんに信頼感が出てきませんか?

これはロバート・チャルディーニの『社会的証明』と呼ばれるもの。

airRoomの商品ページの中でも、「現在、○人がカートに追加済みです」といったマイクロコピーが添えられていました。

保証、サポート内容の明記

新しい家具を検討する際に、気になる点は多々あります。

「組み立てまで頼めるの?」
「回収や廃棄はやってくれるの?」など・・・

もし商品ページにこれらの疑問が解決されないと、離脱の原因になります。
「分からないものはやめておく」というリスク回避の行動は、人間の本能として当然ですよね。

airRoomでは、保証やサポート内容をファーストビューの目立つところにまとめて表示しています。

保証やサービス内容は下にスクロールすることで詳細が見られるのですが、ファーストビューにも表示することで離脱率を下げていると思われます。

顧客は「いつ届くのか?」知りたい

引越しやイベントを控えている顧客にとっては「いつ届くのか?」というのは大きな問題です。

「通常7〜10日以内に発送」のようなアバウトな書き方だったり、
ましてや、カートに入れて支払い情報などを入力する段階でやっと判明する、、

ということになると、「もういい、別のサイトで買おう」と思われても当然です。

売上アップのカギは、顧客の心理に合わせること。

airRoomの商品ページには「○時間○分以内のご注文で×月××日にお届け可能」と書かれています。

「1日あたり〇〇円」でハードルを下げる

たとえ少し高めの値段であっても、1日あたりに換算すると手頃に感じられます。

例えば、airRoomの商品ページでは、料金「¥4,389/月」の下に「(1日あたり¥146)」というコピーが添えてありました。

このように書かれると、思わず身近なもの(例えば「缶コーヒー1本分」など…)の値段を連想して、購入のハードルが下がりますよね。

これは「フレーミング効果」と呼ばれる行動経済学のテクニックで、「同じ物事なのに、表現方法によって受け取り手の印象が大きく変わる効果」があります。
フレーミング効果についてもっと知りたい方は、こちらに7つのテクニックをまとめていますのでぜひご覧ください。

↓↓↓

>>行動経済学の裏ワザ「フレーミング効果」で簡単に売上アップする7つの方法

「+○○pt(円相当)付与」

料金のすぐそばには「+○○pt(円相当)付与」というマイクロコピーが添えられていました。

ポイントのプレゼント、クーポン、キャンペーンなどのお得情報は、お客さんに行動を起こしてもらうきっかけになります。

また、「1 ポイントが何円分か?」が分かるように表示してあるところも親切ですよね。

「購入」ボタンは成約率が下がる

airRoomの購入ボタンは「カートに入れる」というマイクロコピーを採用しています。

一般的なサイトでは「購入」と書かれたボタンもよく目にしますが、実は、「購入」と書かれたボタンはコンバージョン率を下げると言われています。

実際に、とあるランディングページのA/Bテストで、「購入する」「注文する」「申し込む」というマイクロコピーをテストしたところ、結果は「申し込む」が圧勝。コンバージョン率が146.7%もアップしました。

なぜなら、「購入する」「注文する」よりも「申し込む」の方が心理的ハードルが低い言葉だからです。

小さなマイクロコピーの違いがコンバージョン率に大きな影響を与える、というのは面白いですよね。

まとめ

今回は、家具・家電のサブスクリプションサービス、airRoomを参考に、サイト改善のアイデアをご紹介しました。

「見込み顧客をいかに取りこぼさないか?」「どうすれば購買意欲をかき立てられるか?」といったノウハウは、Webビジネスに携わる全ての人に参考になると思います。

ぜひ、あなたのサイトでも改善案として試してみてはいかがでしょうか。

メニュー