予約件数30%増加!効果的なCTAボタンでコンバージョンを上げる方法

事例, 基礎知識

マイクロコピー編集部


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CTAとは何か知っていますか?

CTAとは「Call to action(行動喚起)」の略称のこと。

ユーザーに商品購入や資料請求などといった行動を促すもので、コンバージョンを上げるためにとても重要な要素です。

今回は、CTAボタンを改善して予約件数が30%増加した事例をご紹介します。

医療機関検索サイト「HealthEngine」の成功事例

オーストラリアの医療機関検索サイトHealthEngineはアプリからの予約件数を増やすために、CTAボタンを改善することにしました。

元のレイアウトでは、小さな「Book(予約)」ボタンの隣に予約時間枠が並んでおり、より多くの予約時間枠を見るためにはスクロールが必要でした。

しかし、スクロールが必要だと明記していなかったため、ユーザーは気づいていないのではないかと仮説を立てたのです。

そこで、クリックした後に予約可能時間が表示されるレイアウトに変更することにしました。

さらに、予約ボタンを大きくし、文言を「Book Appointment(予約する)」に変えてテストしたのです。

A

B

結果は・・・Bの勝利。

なんと、予約件数が30%増加したのです。

予約件数が増加した理由とは?

Bの「Book Appointment(予約する)」というフレーズは「book」という動詞で始まっているため、ユーザーが取るべき行動を明確に伝えることができ、理想的なフレーズでした。

また、大きなボタンは明瞭で、予約を決めてクリックした後に時間帯を選択するという簡単なプロセスは迷うことがありません。

一方、Aも「Book(予約)」と動詞を使っていますが、ボタンが小さく見落とされやすいものでした。

さらに他の時間枠を見るためにはスクロールが必要だと明記していないため、混乱を招いてしまっていたのです。

効果的なCTAボタンを作成するには、ユーザーに不必要に考えさせることなく、スムーズに誘導することがとても大切です。

また、能動的な言葉は生き生きした印象を与え、ユーザーの行動を引き出してくれるのです。

例えば、

  • 「問い合わせ」→「問い合わせる」
  • 「申し込み」→「今すぐ申し込む」
  • 「無料購読」→「無料で学ぶ」

など、名詞ではなく動詞を使ってイメージしやすい言葉を選びましょう。

サイト改善のヒントになりましたら幸いです。

参考:https://guessthetest.com/test/which-app-cta-button-converted-best/?referrer=A

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