成功のセオリーを捨てた結果CVR122%アップした事例

事例, 考え方

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


ABテストクイズ

Eメールマガジン無料購読フォームでA/Bテストを実施しました。

AとB、登録率が高かったのはどちらでしょう?

A:「14,752人に加わって無料アップデート情報をゲット」
B:シンプルなフォーム


マイクロコピーやマーケティングを学んだことのある方なら、おそらく迷うことなしに「A」を選んだのではないでしょうか?

しかし、結果は・・・

Bのフォームが勝利し、購読者は122%増加しました。

新しく登録されたEメールの数は2倍以上に増え、一般的に受け入れられている「ベストプラクティス」に従わない形式となったのです。

このテスト結果から、「A/Bテストをするまでは、全て推測でしかない」ということが分かります。

競合の真似をしてもCVRは改善しない

他のサイトで上手く行ったマイクロコピーを、そのままあなたのサイトで使ったからといって、必ずしも「コンバージョン(成約)」が改善するとは限らないということです。

・・・なぜでしょうか?

それは、サイト来訪者が抱えている「不安に感じること」「懸念していること」「疑問に思うこと」は、サイト毎によって異なるからです。

もし仮に、同じ業種のサイトであったとしても、どんな経緯、文脈であなたのウェブサイトに訪れたのかによって、書くべきマイクロコピーは異なります。

なのであなたは、「どんな訴求がサイト訪問者に最も響くのか?」をテストして確かめてみなければなりません。A/Bテストをするまでは、”推測”でしかないからです。

本当に改善すべき数字を、追っているか?

メルマガ読者の数が増えたからと言って、それがビジネスのゴールではないことにも注意しましょう。

あなたは集めたメルマガのリストから利益を生む必要があります。

つまり、全く無関心な1万人を集めたところで、それはゴールではないのです。

これは「ボタンのクリック率」を高めたい時に、マイクロコピーのビギナーが陥る罠でもあります。

例えば、煽ったり、むやみやたらにメリットを添えたり、ひどいときには騙してリンク先に誘導しようとするといったことです。

確かに、そうすることでクリック率は増えるでしょう。

しかし、ボタンリンクの先では成約がほとんど生まれません。

「クリック率が増えた!」と喜んでも、最終的な利益が生まれなければ意味がないのです。

第一、リンク先でミスマッチを起こすコピーは、顧客をガイドしていないのだからマイクロコピーとは呼べません。

目先のコンバージョンをあげるのではなく、設定したビジネス上のゴールが達成されているか? その数値を追うことが重要です。

Netflixのマイクロコピー成功事例

例えば、ネットフリックスのABテストの事例をご紹介します。

彼らは当初、会員登録の段階で「クレジットカードは不要」にすれば、無料お試しする人が増えて、結果、会員数も増えると考えていました。

しかし、実際にテストを行うと、「加入者が半減」したことがわかったのです。

なぜなら、無料お試し期間が終わったあと、また新たにクレジットカード登録をしなければならないため、「二度手間化」してしまったからです。そこで離脱が生まれてしまいました。

このように、目先の改善が、必ずしも本当のゴールに繋がるとは限りません。

だからこそ、一喜一憂せずに、全体の数字を正確に測定する必要があるのです。

目先のゴールと、本当のゴール。正しいゴールを追えているか、この機会に改めて見直してみてはいかがでしょうか。

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