成約率が上がる入力フォームとは?プレースホルダーを使わない方が良い理由

事例

プレースホルダーの変更で成約率が向上

弊社が実施したテストで、58.43%も成約率が向上した例があります。

この方法を使えば、成約率が月に10件のサイトなら15.8件に増やすことができるというわけです。

月に50件なら、79件。月に100件なら、158件になりますね。

さて、具体的にどうやってこの成約率アップに成功したと思いますか?

答えを先に言うと、プレースホルダーを少し変えただけなんです。

プレースホルダーとは、入力フォームの中に書いてある記入例のこと。

例えば、下の画像にある「8文字以上必要です」の部分に当たります。

このタイプの入力フォームは最近は減ってきましたが、よく考えると不親切だと思いませんか?

なぜなら、ここに「8文字以上必要です」と書いてあったとしても、多くの人はしっかり読まないからです。

しっかり読まないままパスワードを入力し始めると、「8文字以上必要です」の文字はすぐに消えてしまいます。

そして、適当にパスワードを作ってクリックしたところで「8文字以上にしてください」のエラーメッセージが出るというわけです。

このように無駄なやり直しをさせられると、当然、ユーザーにとってストレスがかかりますよね。

このストレスが成約率を下げる原因です。

それでは、どうすればいいのでしょうか?

答えは簡単です。

「8文字以上にしてください」の文言を枠の外に出せば、消えることはありません。

お手本事例「Yahoo!の新規登録画面」

「あれっ、枠の中にプレースホルダーが使われてるじゃないか」と思われるかもしれませんが、Yahoo!の素晴らしいところはこの先にあります。

入力フォームの枠をクリックすると、このように記入例が外枠に出てくるのです。

ややこしいパスワードの条件も、「半角英数字・記号、6文字以上」と枠外にしっかり書かれているのでスムーズに入力できます。

これなら入力に慣れていない人でも分かりやすいですよね。

まとめ

入力フォームの枠内に入れるプレースホルダーも、使い方次第ではすごくいいものになります。

ただ、消えてしまっても気にならない程度の情報に留めておくべきです。

成約率を上げたいなら、改めて入力フォームを見直して、顧客がストレスを感じる要素が無いかぜひチェックしてみてください。

\ この記事をシェアする /

前の投稿
ソフトバンクから学ぶ:Webサイトのボタンのクリック率を上げるテクニック
次の投稿
ボタンのクリック率が上がるデザインとは?人気Webサービスから学ぶ改善テクニック


マイクロコピーメルマガ購読 
*
メニュー