【勝手にマイクロコピー診断】ほしい!ノベルティ【やってみた】

事例

マイクロコピー編集部


マイクロコピー編集部です。売れるための最強の一言である「マイクロコピー」を広めるため、日々マイクロコピーの有用性を発信しています。


さて、今回の記事は『勝手にマイクロコピー診断してみた』シリーズです。

今回取り上げるのは、

「ほしい!ノベルティ」のサイトです。

サイト名から分かるように、ノベルティグッズのネットショップです。かなり充実したラインナップですね。

商品が多いので一見ごちゃごちゃした印象を受けますが、実は細かいところにマイクロコピーが使われており、ユーザーに対する気遣いが感じられます。

早速ですが、見ていきましょう。

ステップチャートをつけて離脱を防ぐ

下の画像が注文画面のステップチャートです。赤くなっているところが今のステップになります。今は「ご注文依頼」のところですね。

このように、あと何ステップすればゴールなのかが一目でわかるようになっています。

こうすることでカゴ落ちを防ぐことができます。

また、チャートの下のピンクの部分を見てください。

目立つように「個人でも法人でもOK」というコピーがあります。

このように目立たせて書くことで、特に個人事業の方が

「自分は法人ではないけど、購入しても大丈夫だろうか」

という不安を排除しています。

ちょっとしたことですが、顧客目線がないと書けないコピーです。

問い合わせフォームには必須を入れる

問い合わせフォームに必須の項目がある場合、※で必須であることを表現しているフォームをよく見かけます。

しかし、※だけでは必須項目だと気づかないユーザーもいるため、入力不備で先に進まなくなって離脱する可能性が高くなります。

また、ユーザーに「※は必須ということ」と考えさせることになってしまい、余計な労力をかけさせています。

上記のように必須を赤で目立たせることで、その辺りのストレスがユーザーに影響を及ぼさないようにしています。

1点改善するとしたらメールアドレスを2回入力させている点ですね。

コピペできる場合はコピペするだけでミスを減らすことはできませんし、コピペできないようにしている場合はまた入力し直す必要があり、ユーザーに大きなストレスをかけることになります。

項目は1つ増やす度にコンバージョンが下がるということを忘れないように必須項目は必要最低限にしてください。

記入欄に入力案内文字(プレースホルダ)を表示する

先程の問い合わせフォームの下を見てみると、

その他の項目で備考欄があります。しかし、通常の場合、備考欄は未記入で送信する方も多いですよね。

ユーザーの立場になってみると、何を書いたらいいかわからないからです。

ところが、こちらのサイトでは記入例が薄く書かれています。

このような入力案内文字のことをプレースフォルダとよびますが、

これも重要なマイクロコピーといえます。

上記の検索フォームの中にはマイクロコピーが使われており、『Vintage  rug,  custom  gift,  boho.』 というユーザーがよく調べているだろうと思われるキーワードが挿入されています。

このようにサイト内検索を使う顧客は使わない顧客に比べて成約率が高いので、最も検索されているキーワード、もしくはカテゴリー名を特定し、マイクロコピーとしてプレースフォルダへ挿入します。

例えば、あなたがお客様にアンケートを獲るときも、このように記入例を入れるだけで、こちらが欲しい内容や文章量に誘導することができます。

感想が一言しかなかった、もっと長い感想を入れてほしいというようなときは長い例文をプレースフォルダとして入れておくと良いでしょう。

ぜひ使ってみてください。

ただし、例えばラベル代わりにプレースフォルダを使うのはやめましょう。

プレースフォルダは入力を始めると消えてしまい、ユーザビリティが著しく下がってしまうためです。

重要な説明はできる限りフォームの外において、ずっと表示しておくことが大事です。

「送信」ボタンはコンバージョン率が低い

気になったのは問い合わせフォームの最期のボタンです。

もし、あなたのサイトに「送信」ボタンを使っているなら、数パーセントほどのコンバージョンアップが見込めるかもしれません。

ソーシャルメディアの専門家、ダン・ザレラによると、40,000 ものランディングページを調査した結果、「送信」ボタンが使われているランディングページでは、他の用語を使用したものよりもコンバージョン率が低い傾向にあることがわかっています。

できればボタンのコピーは能動的なものに変えると良いです。

能動的なコピーの例としては、

  • 問い合わせる
  • 今すぐ申し込む
  • 席を確保する

などです。

このように能動的なコピーにすることで、生き生きとした印象を与え、ユーザーの行動を引き出します。

ぜひABテストをして数字を計測してみてください。

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